心身のエネルギー(活力)を呼び戻すハーブ『オリーブ』
オリーブは5,000年前から育てられていたとも言われている長い歴史を持つ植物です。オリーブオイルは全ての植物油の中で最も純粋であると考えられ純潔の象徴とされました。オリーブの木は平和と知恵、生命と希望を表しているといわれ、国連の旗の図柄にも描かれています。花は、金銀花とよばれ夏の暑さによる熱性症状などに広く用いられています。
会社のガーデンには3本のオリーブの木がありますが、残念ながらまだ実を付けていません。実は下処理をして塩漬けにしても美味しく食べられます。いつか実を付けたら是非挑戦してみたいと思っています。
イギリスのドクターバッチ博士は、オリーブは「嵐の後の平穏」をもたらし、疲労の原因が何かを判断できるようにするといっています。
ハーブティーとして
水600mlに対してハーブ10~15gの割合でつくります。頭痛、喉の渇き、喉の痛みや発熱性の風邪の初期に服用できます。
オリーブの葉の抽出液
オリーブの葉 25g
水 600ml
オリーブの葉を水に6~8時間漬け、その後沸騰させて30分おき、抽出します。
糖尿病や痛風対策としては、温めて飲んで発汗を促進します。
傷やただれの洗浄液として、歯茎の出血や感染に口内洗浄剤としても利用します。
オリーブオイルとして
朝一番に食事の前に大さじ1杯の常温圧搾したオリーブオイルを飲みます。
飲むのが苦手な人は、パンや料理につけたり、オリーブオイルとレモン汁と塩こしょうでドレッシングをつくってサラダにかけたりして利用しましょう。
胆石の排出の促進や肝機能低下や消化器系の炎症を鎮めます。便秘がちの人にもおすすめです。
11月のハーブ:オリーブ
和名: オリーブ
学名: Olea europaea
別名: Oliva
原産地: 地中海沿岸
分類: モクセイ科
花言葉: 平和 知恵
特徴:
樹高:7mほどの常緑小高木。寿命が長く干ばつに強く節の多い樹木。実の付きを良くするためには異種を植え合わせるとよいです。
利用:
抗酸化作用、利用作用、抗菌、胆汁排出促進作用、降圧作用、コレステロール低下作用、解熱作用、収斂作用、消毒作用、エモリエント作用。
消化不良、胸やけ、胃炎、大腸炎の鎮静。血糖を下げる。糖尿病予防。高血圧、動脈硬化予防。発汗を促し熱を下げる。喘息を伴う咳、乾性咳、咽頭炎、クレープを鎮める。カタルの軽減。抗酸化物質が細胞膜を守ります。おでき、湿疹、口唇ヘルペス、乾燥肌、もろい爪、虫さされ、刺傷、軽い火傷に塗ると治癒を早めます。葉の抽出剤は出血時、歯肉感染症のマウスウォッシュに、喉の痛みにはうがい剤として利用します。
参考文献:
フラワー療法事典/アン・マッキンタイア著/ガイアブックス
プロフェッショナルハーブ療法/アン・マッキンタイア著/ガイアブックス
メディカルハーブの事典/林真一郎編/東京堂出版
バッチ博士の花療法 フラワーレメディ/山本沙夜著/グラフ社