古くから日本に自生していた和ハーブ『シソ』
先月訪れたリトアニアのハーブマスターの農場では、赤ジソがボルシチの色付けのために栽培されていました。
▲赤シソの葉
日本を意識してくれたのか、彼の地では珍しいハーブとして栽培されていたのか・・・。日本のシソが遠くヨーロッパでも好まれているのを見て嬉しくなりました。
シソは赤シソ・青シソと、葉のちぢれたちりめんジワが有る・無しの種類があり、6〜7月が収穫期です。
▲青シソの葉
青シソには健胃、血流改善、精神安定改善、殺菌作用が、赤シソには整腸、食欲増進、防腐、殺菌作用などがあります。
刺身の薬味として利用されるのも防腐作用を期待するとともに、食欲をそそる香りでごはんを美味しく食べるためなので理にかなっています。
夏の暑さ対策や夏風邪にも一役買ってくれるシソを、是非この夏取り入れてください。
▲シソの葉とレモンでつくる簡単シソジュース
6月に家族が夏風邪を引きました。咳が止まらずあれこれ試しましたが、結局庭に生えていたシソでジュースを作り飲んでもらいました。
夏バテや風邪対策におすすめ
シソジュース
<材料>
青シソ、赤シソ 葉 100g
(今回は喉によいマロウの花も少し加えました。)
水 1.2ℓ
レモン 20cc
砂糖 300g
<作り方>
1.シソの葉を水洗いし、沸騰した水に葉を入れ10分ほど煮出します。
2.火を止め、レモン(無ければ食酢を入れても良い)を加えます。レモン(酸)を加えることで綺麗な赤色のジュースになります。
3.ザルで葉を絞るように濾して、砂糖を加えてゆっくりかき混ぜ完全に溶かします。
4.熱湯消毒したガラス瓶などに入れて冷蔵庫で保存してください。好みで3〜5倍に薄めてお飲みください。
<監修>
管理栄養士 坂本禮子