身近な万能ハーブ「ローズマリー」

ローズマリーは食用、家事、美容、健康、薬用にと利用範囲が広くとても便利なハーブです。薬草としてのローズマリーは記憶力を高め、気分を上向きにするとされ、古来より記憶力を改善する若返りのハーブとして利用されていました。

昨年末にTVでローズマリーの精油が認知症予防になると紹介されて、一時日本中のローズマリーの精油が無くなる騒ぎとなりました。
弊社でもお客様のご要望により、本社店舗にてアロマオイルやアロマペンダントを販売しております。

ローズマリーの香りは、直接脳に届き神経系や内分泌系に働きかけます。また、精油を肌に塗布すれば15分で血流に入ってゆくと言われています※。それだけに利用する時は専門的な知識や成分分析表のついた良質な精油の利用をお勧めします。
※精油(原液)を肌に塗ることは避けてください。

8年前弊社社屋の南側花壇にローズマリーの小さな苗を植え込みました。いまでは2mほどに大きくなり、イベント等でご挨拶代わりにローズマリーの小枝をお配りしたり、季節の飾り物に活躍してくれています。

代表 鈴木さちよ

ハンガリーウォーターの物語

ハンガリーウォーターは、ローズマリーの枝をアルコールに漬け込んで抽出した香水の一種で、治療薬としても使われていました。14世紀後半、年齢が70歳 を過ぎたハンガリー王妃エリザベートがこれを使い若さと健康を取り戻し、隣国の王から求婚を受けたことから評判が広がり、ローズマリーの浸出液をハンガ リーウォーターと呼ぶようになりました。

 

ローズマリーリースの楽しみ方

生のローズマリーの枝を長めに切り、枝を少し曲げながらところどころ麻ひもで結んで、お好みでバラの実やトウガラシ、まつぼっくりの実等をあしらいます。リボンなどでデコレ-ションしても素敵です。

11月のハーブ:ローズマリー

 

和名:マンネンロウ

学名:Rosmarinus officinalis

別名:シーデュー

原産地:地中海沿岸

分類:シソ科 マンネンロウ属 / 常緑低木

花ことば:記憶 思い出

特徴:
常緑性の小灌木で立木性(高さ1~2m位)と匍匐性(高さ30~60㎝)の品種があります。一般的に寒冷地では保護が必要です。

利用:
葉には酸化防止作用があるので肉や魚の保存に利用したり、風味付けに使います。茎はバーベキューの串にも使われます。スコーンやビスケットに葉を刻んでい れたり、葉枝を入れてハーブビネガーやハーブオイルをつくり料理に利用します。甘い食べ物にも塩辛い食べ物にもよく合います。
葉のハーブティーは風邪をひいた時や、元気の無い時に効果があります。健康としては、強壮、刺激、収斂、利尿、駆風、鎮痛、通経作用があり、関節の痛みを 和らげ、お風呂にいれると血行をよくします。美容としては、肌を引き締め、肌を若返らせます。園芸療法にもとても有益ですので好んで利用されます。

参考:
「オーガニックハーブ図鑑/ジェッカ.マクビカー著/文化出版局」 、「ハーブ/萩尾エリ子著/池田書店」 、「ハーブの図鑑/萩尾エリ子著/池田書店」 、「メディカルハーブ事典/日経ナショナルジオグラフィック社」

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