冷え対策にも!秋の食材として人気の『マイタケ』

▲マイタケのカサ(サルノコシカケ科マイタケ属)

秋の食材として人気が高いマイタケは、北海道や本州ではブナやミズナラ、九州ではシイやカシの大きな枯れ木の根元などに発生します。

新潟、群馬、秋田などでかさが重なりあって舞うように見えるところからこの名前がついたそうです。

マイタケは、βグルカンという多糖類を豊富に含有しており、腸内の老廃物の排出を促してくれます。免疫力を高め大腸がん予防や肥満防止に有効です。

また、五臓の働きを高め、気を補う作用があり、体力のない人や冷え性の人にもオススメです。

▲マイタケの野菜炒め(ピーマン、ニンジン、玉ねぎなど)

キノコが大好きなので旬になる秋の訪れが嬉しいです。

一種類でも美味しいですが、数種類を合わせて料理しても、香りや食感など合わせて楽しめて良いですね。今年の秋はキノコをたくさん食べたいと思います。

鈴木 さちよ

 

栄養満点の乾燥マイタケ
日干しマイタケ

干すことで栄養も旨味もアップし保存期間も伸びます。

生の舞茸を軸から外しバラバラにし、天日に干して「日干しマイタケ」を作るのもオススメです。完全に乾いた日干しマイタケをガラス瓶などに入れて、保存剤などを入れて密封すれば1ヶ月ほどは常温で保存できます。

そのまま味噌汁に放り込んだり、油炒めにしたりとマイタケの濃縮された風味と効能を存分に楽しむことができます。

 

夏の冷え対策に。ニンニクの風味を効かせて
マイタケの野菜合わせ炒め

<材料>

旬の野菜(ピーマン、ナス、ニンジン、タマネギなど) 適量

マイタケ  1パック

合挽肉   150g

オリーブ油  大さじ1

ニンニク  1片

<作り方>

1.オリーブ油をフライパンに入れ、ニンニクを軽く炒め香りを立てます。

2.刻んだ玉ねぎやピーマン、ニンジンを炒めます。

3.ナスは水にさらしておき、完全に水気を切ってから、加えて炒めます。

4.3に合挽肉を加えて炒め、完全に肉に火が通ったら、洗わずに軸から外しバラバラにしたマイタケを加え炒めます。味付けはお好みで塩コショウでも焼肉のたれでも砂糖みりん醤油などでもいただけます。

夏の冷たい食べ物や冷房で体を冷やしてしまった人には、体を温めるニンニクと一緒にいただくことで、冷えの症状を改善してくれるでしょう。ぜひお試しください。

<参考図書>

「食品図鑑」女子栄養大学

「料理の辞典」主婦の友

「食品ガイドブック」女子栄養大学

「自分で採れる薬になる植物図鑑」柏書房

「メディカルハーブの事典」東京堂出版

<監修>

管理栄養士 坂本禮子

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