日本がほこる緑茶のもと『チャノキ』

日本が誇るソウルドリンク「緑茶」を生み出すのが『チャノキ』です。

▲チャノキの葉

緑茶に含まれるカテキンは、コレステロールの上昇を抑え、がんを予防し、抗菌作用やアレルギー症状の軽減、虫歯予防、口臭予防、疲労回復も期待できます。ビタミン類の中でも特にビタミンCが豊富で風邪予防、美肌効果などが期待できます。

▲チャノキの葉やフレッシュハーブを使ってフレーバーティーに。

緑茶を青のり感覚でふりかけや天ぷらの衣などにして丸ごと食べれば、カロチン、ビタミンE、食物繊維の摂取が可能になり、動脈硬化予防(老化防止)、血圧低下、血糖低下などが期待できるなど様々な効能があります。

▲日本茶の専門誌。日本茶アーティストとして活躍されている茂木雅世さん

今、海外では抹茶フレーバーが大人気ですが、日本人は緑茶を昔ほど飲まなくなったように感じます。そう言う私自身もあまり飲んでいませんでした。健康面にもとても良い習慣として、「急須でお茶を入れる」文化としても緑茶を飲む生活を残していきたいですね。

 

抹茶と野菜の濃厚スープ
抹茶風味のポタージュ

 

<材料>

バター       5g

玉ねぎ       1個

じゃがいも     2個

コンソメ      1個

水         400cc

塩、胡椒      適量

生クリーム     少量

抹茶      小さじ1

<作り方>

①熱したフライパンにバターを溶かし、たまねぎをしんなりするまで炒め、じゃがいもの薄切りを加えてさらに炒めます。

②水にコンソメを加え沸騰させたら、炒めた玉ねぎとじゃがいもを柔らかくなるまで茹で、熱いうちにミキサーにかけます。

③塩胡椒で味を整え、生クリームで溶いた抹茶を加えて混ぜたら完成です。

水や材料は素材の大きさに応じて調節してください。生クリームの量は50〜100mlお好みで加えると滑らかになります。

 

色鮮やかなフレッシュハーブで香りづけ
フレーバーグリーンティー

<材料>

緑茶(細かく加工された茶葉)      小さじ1

ミント(生)                2、3枚

レモンバーベナー(生)         2、3枚

ローマンカモミール(生)         2、3花

ベリーやバラなどお好みのハーブ        適量

お湯                適量

<作り方>

①ティーポットにフレッシュハーブを入れ、熱湯を注いだら、一度器に出して冷まします。

②ティーポットに緑茶の茶葉を加え、70度くらいのお湯を注ぎます。

③器に出したハーブティーが冷めてきたら、静かにティーポットへ戻し入れます。

④カップへ注いで完成です。

爽やかなハーブの風味と緑茶の飲み口を同時に味わうことができます。ハーブティーは熱湯で、緑茶は70度くらいのお湯で出すのがおすすめです。

色や香りや味を感じてください。色がわかるようにガラスの器を利用しましたが、緑茶用の急須で大丈夫です。夏は冷たい緑茶にお好みのフレッシュハーブやフルーツを入れて数時間冷蔵庫で冷やしてアイスフレーバーティーにしても楽しめます。

 

お茶にまつわることわざ

朝茶はその日の難逃れ

朝茶は福が増す

朝茶は七里帰っても飲め

朝茶に忘れるな

緑茶には朝に嬉しい、覚醒(疲労感や眠気の除去)、抗酸化、口臭予防(脱臭)、持久力増加などの多くの作用があります。体を目覚めさせ、健やかに保つ一役に加えて見ましょう。

<参考文献>

食品図鑑 女子栄養大出版部

食べもの事典 池田書店

<監修>

管理栄養士 坂本禮子

ハーブ事典でもこのハーブを紹介しています

チャノキ<ハーブ事典>

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