夏野菜をとっておきの料理に変える『オレガノ』

夏野菜をとっておきの料理に変える「オレガノ」

夏野菜がたっぷり採れる時期、キュウリ、ピーマン、ズッキーニ、ナス、トマトなどの消費に困ることはないですか?そんなとき強い味方になるハーブが「オレガノ」。

野菜たっぷりのコンソメスープ、ミネストローネ、ミートソース、ピザ、キッシュ、ラタトゥイユ、お肉のソテー等にオレガノをひとつまみ加えると味に深みが増し、本格的なイタリアン風に仕上がります。

歴史は古く、ギリシャ時代には虫歯や傷の治療薬として利用されました。オレガノは消化促進や炎症緩和、呼吸器系のトラブルや頭痛にも良いとされます。オレガノは、暑い毎日で体が疲れがちな今の時期に不足しがちな野菜(ビタミンBや食物繊維、ミネラル等の栄養素)を積極的に食事に取り入れるための最高のハーブです。

ヨーロッパで利用されるハーブミックス
“「エルブドプロバンス」(Herbs de Provence)”

オレガノ、ローレル、ローズマリー、バジル、タイム、マジョラム、フェンネル、セージ、セイボリー、パセリなどの中から数種類をミックスしたもの。オレガノは生のまま利用することもできますが、ドライハーブにしたものの方が風味が強く、この時期つける花も一緒に利用するとさらに美味しいです。

ハーブミックスをつかったミネストローネ

<材料>

タマネギ・・・大1個/ズッキーニ・・・1本/パプリカ・・・小2個/ピーマン・・・2個/ナス・・・2個/ベーコン・・・ 100g/ニンニク・・・1カケ

オリーブ油・・・ 大さじ1/水・・・2カップ/ブイヨン・・・  10g/トマト・・・大2個/塩、胡椒、ミックスハーブ(エルブドプロバンス)

<つくりかた>

①ニンニクを薄くスライスし、オリーブオイルで炒め香りを出します。

②1センチ角に切ったタマネギ、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、ナス、ベーコンを軽く炒め、次に水と湯剥きして乱切りにしたトマトを加えます。

③10分ほど煮込んで野菜が煮えたところでブイヨンを入れ、一煮立ちしたら塩、胡椒、ミックスハーブ(エルブドプロバンス)で味を整えます。最後にパルメザンチーズをふりかけても美味

しくいただけます。野菜は冷蔵庫にあるもので、ジャガイモ、ニンジン、エンドウマメ、カボチャを利用しても美味しいです。

野菜などの量を多くして沢山作った時は冷蔵庫で2〜3日保存できます。

鈴木さちよ

ハーブ事典でもこのハーブを紹介しています

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