春に恋しい苦味『フキノトウ』
日本らしい春の野草「フキノトウ」
ハーブガーデンがまだ冬の様相の2月下旬から3月上旬頃、初めに顔を出すのがフキノトウです。
五行では春になって活動的になる今頃にこの苦味が心臓の助けとなり、心筋梗塞や狭心症の予防になると言われてきました。
体調不良、胃腸の不良などにもおすすめ
フキの成分にはタンニン、ルチン、ビタミン、ミネラルなどが含まれます。去痰や鎮咳、健胃、解熱作用があり、咳、痰、胃腸の不調、発熱などに乾燥させた葉を煎じて服用したり、生葉を虫刺されに揉んで塗付したりといった療法があります。
日本らしい春の野草をハーブとして利用する文化も継承していきたいものです。
最近では近所の山で山草を採る機会も減ってしまったので、ハーブガーデンではフキノトウを採るところから体験してほしくてフキを沢山植えてしまいました。今年は気温が寒い日が多かったためか成長が2週間から3週間遅いようです。
春の野草の美味しい一品レシピ
フキノトウの肉味噌
<材料>
フキノトウ 6〜8個
挽肉(牛or豚) 100g程度
ニンニク 1片
ごま油 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
味噌 大さじ1〜1.5
塩、胡椒、醤油 適量
<作り方>
①フキノトウをさっと茹であげ、みじん切りにします。
②みじん切りにしたニンニクと挽肉をごま油で炒め、火が通ったらフキノトウを入れてさらに炒ます。
③調味料を加え、お好みで塩、胡椒、醤油などで味を整えたら、完成です。
ガラス瓶などに入れて冷蔵庫なら2〜3週間ほど保存可能。熱々のご飯によく合う一品です。
鈴木さちよ
ハーブ事典でもこのハーブを紹介しています