ハーブガーデン作業日記
*2024年11月編*
スタッフ家田です。引き続き、ガーデン作業の様子をお伝えします。
11月6日(水)
予想最高気温16℃。雨が降り出すかと思ったら降らず、陽が射すと温かく、太陽が雲に隠れると肌寒いような日でした。
TさんとSさんは梅の木の下の草取り。刈った草はファミリーガーデンのコンポストに積み上げ。私はその間にワサビ菜、ケール、パクチョイの苗を菜園エリアとワイワイハーブサークルにすべて植え付けました。ワイワイハーブサークルは無施肥がルールなのですが、菜園エリアの方には、発酵油粕を入れ込みました。
さちよ社長も合流したので一緒にハイビスカス(ローゼル)収穫をしました。「葉も食べられるみたい」「茎も染色に使えそう!」「花もお洒落だし、よく育つし、一株でたくさん収穫できるからうちの庭にも植えようかな」と盛り上がりました。
萼(がく)の部分をティーにというのは知っていたのですが、副萼(ふくがく)の部分を切り落として、切り口をグイッと押すと中の果実が簡単にとれる、というのは今日初めて知りました。みんなで薄黄緑色の果実をかじって、「オクラみたいだから、茹でて食べてみよう」とSさんが持ち帰りました。(後日談:繊維が硬くてオクラの代用にはならなかったようです。)
萼が反り返るくらい成熟したものは果実の中の種が黒くなっていました。この種は来春の種まき用にとっておきます。切り落とした副萼もティーに活用してみることになりました。スタッフ皆、丸ごと無駄なく活用しようという心意気がすばらしいなと思いました。
11月12 日(火)
朝から晴れて、暖かい気持ちの良い天気になりました。菜園エリアのミニトマトが夏よりも元気になり、ツヤツヤとたくさん実って赤くなっているものも。「11月でトマトが元気なんて、やっぱり気候が変わってきたのねー」とスタッフで話しました。
今日はTさんが、タマネギとネギの苗をたくさん入手してきたので、先週から用意していた場所に植え付けです。アピオスの奥に植えてあったニンニクも一緒に移動して植え付けることに。
タマネギもネギも深植えしないことがポイントのようで、根元から2センチくらいの白い部分だけが埋まるようにして、少し周りの土を押さえて安定させながら植え付けていきました。また、苗はあまり太くないものの方がトウ立ちしにくいそうです。こんなヒョロヒョロの苗が植え付けるだけで春には太ってタマネギになるなんて、当たり前のようでやっぱり不思議でとても楽しみです。(ちなみに、タマネギの可食部分は根でも茎でもなく実は「葉」の一部なのだと、最近になって知りました!)タマネギの一部はワイワイハーブサークルにも植えつけました。
ハトムギは残りすべて(新芽?のように見える株は残して)を根元で切って収穫、手で実を集めて日干ししました。エビスグサは茶色くなった鞘だけ追加で収穫しました。こちらも莢から種を出して日干ししなければなりません。
11月19日(火)
今日の最低気温は4度で、そろそろ霜が降りそうな朝の冷え込みになりました。ただ、陽射しは暖かく感じ、日向で作業しているとポカポカしてきました。まだカイロは使っていません。
まず、ガーデン入り口と園路の落ち葉掃き。掃いても掃いても落ちてくるのでほどほどに。場所によっては乾燥と寒さを防ぐため植物の根元に落ち葉をかけたりもします。
「霜にやられてからではまずい!」とベニバナの発芽の周辺に敷き藁をしました。冬を越せるかどうかイチかバチかです。春まきでもよいのですが、秋から育てた方がしっかりした苗に育つようなので、できれば冬を越させたい!まだ小さな芽が藁で隠れないように注意して・・・。
菜園エリアの散らばった自然生えのコマツナを集めて一か所に植え、その隣に新たにコマツナとシュンギクの種をまきました。この2種は今からでも間に合いそうです。
入り口近くの「花咲くエリア」一帯に繁茂しているゲンノショウコを片付けました。こぼれ種でよく増え、年々生育場所を拡大しているとともに、一株一株が茎を何本も長く伸ばして他の植物を圧倒している感じです。元々植わっていた食用菊やセージが光を求めてヒョロヒョロに徒長していました。ゲンノショウコ、大切なハーブなのですが、もう少し早めに剪定したり、エリアを限るなど、対策が必要なようです。同じくミズヒキも年々繁殖して増えています。
Tさんがまた一つユズの近くに素敵なミニコンポストを作ってくれました。長い草をまとめて縛ったものを口の字に積み、所々枝や割り箸を刺して固定するのがポイントとか。このあたりで刈ったものはそのコンポストへ入れます。
霜が当たる前にと、ヤーコンとウコンの地上部を刈りました(サトイモは実施済み)。ヤーコン、試し掘りしたら小さめですがいくつも芋ができています。来週キウイ狩りとともに芋ほりを行うことになりました。
11月26日(火)
今週は冷え込むという話もあったようななかったような…?ともかく暖かい天気となりました。販促事業部からTさんとAさんが助っ人に来てくれて、途中からさちよ社長とSさんも加わって、キウイ狩りと芋掘りを行いました。
キウイはものすごい大量豊作!棚の内側に屋根があるのでなかなかとるのに難儀しましたが、脚立、高枝切りバサミ、最後には長いカマを使って、ほぼ取りきることができました。苗を入れる籠5つ分のキウイが取れました!
ウコンの収穫が昨年より増えました。ただ、昨年は白いのや紫のもあったのですが、今年は黄色(ターメリック)だけでした。ヤーコンはやや小ぶりか。
サツマイモは不作でした。地植えのものは、ほぼ芋がついていない状態。植えた時期が遅かったのが影響した模様ですただ、園芸用土の袋の中で育てたものは、太ったものがとれました。。
サトイモは、数は少ないけど丸々と太ったものがとれました。ラッカセイも少々収穫がありました。たくさんついた根粒菌に感動しました!
その晩早速、夕食の肉じゃがを作る際にウコンを入れてみたところ、少しエスニックな味に仕上がりました。ただし、ウコンをかじると苦みを強く感じました。来月もどうぞお楽しみに。