ハーブガーデン作業日記
*2026年9月編*
スタッフ家田です。9月は雨の多い月となりました。多くの農家さんは米の収穫が遅れたり、収穫しても乾燥(天日干し)が進まなかったり、また収穫前の葉物野菜が畑で根腐れしてしまうなど、困難に直面されているとききます。
私たちのハーブガーデンでは、夏に伸びた草を刈るのが全然追いつかず、種まきもなかなかできないでいました。10月に入ってからは、急ピッチで作業を進めています。そんな中ですが、秋のガーデン開放を10月8日(木)~11月30日(月)で予定しております。作業中の風景も含めてご覧いただければと考えております。よろしければぜひ秋の様子を見にいらしてください。
9月3日 (木)
最高気温30℃、曇り
夏休み明け、ガーデン作業再開の日(Sさんは一昨日から)。蒸し暑さと戦いながら、草と格闘した一日となりました。ガーデンは、夏の間に恐ろしく成長した草がかなり目立っています。メヒシバ、エノコログサはもう穂をつけていますが、種を落とす前に順番に片づけていくしかありません。

繁茂する草たち
今日は店舗や打合せにいらっしゃるお客さまの目につきやすいところから取り組みました。店舗の周り~会議室前はぶどう棚のヤマブドウの落ち葉が芝に絡んでいるのを取り除き、間に生えた草をとりました。


初めての刈払機
次に、ファミリーガーデンの草取りですが、草が入り混じる芝生の部分はSさん持参の電動の刈払機を使いました。私にとっては初チャレンジ。左右に動かしながら移動するのですが、持ち方が悪いのか思ったより機械が重くてすぐに腕が疲れてしまいます。刈り高さも自分で調整しないといけないので、まだコツをつかむまでには至りませんでしたが、長い草も短い草も一度に刈れて、手作業よりずっと効率が良いと感じました。一度自分の長靴に軽く当たってしまい、ヒヤッとしました。安全第一ですね。
芝生の淵の部分や、そのほかの部分は手作業で草取りをしました。
根菜類は種まきの時期なのですが、収穫のエリアも草だらけ、一部の生育旺盛なものがすごく伸びてほかの作物を圧倒しています。まず畑に入りやすくするための作業、そして、種をまくための場所を確保する作業をする必要があります。今日は畝の間や畝の手前の草をとったり、増えすぎたエビスグサと伸びすぎたヨモギを整理しました。

9月10日 (木)
最高気温21℃、曇り時々雨
育ってくれた少しの藍(アイ、アイタデ)を目いっぱい使って、藍の生葉染めを社内有志で決行。

染める前の布、糸
今回染めたのは、無色の薄いシルクストール、シルクハンカチ、シルク糸、そして昨年生葉染めをした綿の晒と羊毛毛糸(こちらは重ね染めになります)です。
今日のために手順を何度も頭の中でシミュレーションしてきました。藍の葉は摘んでからの鮮度、そして、染液を作ってからいかに酸化させずに布に吸着するかが大切なので、きちんと準備を整えて手際よく進める必要があります。
まず、必要な葉の量を決めるため染めるための布(と糸)の計量と、すぐに染めるための準備が必要になります。藍を洗うためのボウルとザル、染めるための容器(ボウル)やビニール袋、手袋、ミキサー、ぬるま湯、濾すためのメッシュの袋(排水溝ネットを使用)をセットしておきます。また、今回絞り染めもチャレンジしたかったので、一部の布はあらかじめ布を輪ゴムで縛っておきました。ここまで準備整ってからいざ藍の採取へ。

アイを取りに行く前に染める布の準備をしておきます
「急いで」と思いつつ、途中池に生えたクワイや芝生に生えたキノコなどに気を惹かれながら(笑)、薬草・薬木のエリアへ。どうにか育ってくれた藍を、根元から数センチ残しつつ茎ごと採取。葉を茎から外して図ると、計量しておいた布の重さとほぼ同量!!しかし染めたいものの2~3倍の藍の葉が必要とのことで、泣く泣く染めるものを半分に減らしました。

藍の採取
葉を外した茎は増殖させたいのですぐ水に挿します。それから葉を洗って、ぬるま湯を加えてミキサーへ。ここでミキサーがすぐ止まってしまうハプニング発生!!何度か試みたものの、なかなか粉砕が進まない…。やっと、ミキサーに量を入れすぎていたことに気づいて、何度かに分けて粉砕し、布をセットした袋に入れました。

ミキサーが何度も止まって焦りました

染液に浸った布を袋の上からよく揉みます
その後はとにかく袋の上から、交代で揉むこと約40分弱。染液が漏れて袋を2重にしたり移し替えたりなどいろいろありましたが、どうにか揉み終えて、いざ出して広げてみると…いい感じに染まっている様子!!水ですすいでみると、シルクは鮮やかなターコイズブルーに!そして昨年の綿はより濃い色になり、絞りの模様もはっきりと出ました!

きれいに染まりました!
これで3回目ですが、1年目は手順がよくなかったのかインディゴブルーが出ず緑色に、2年目は揉む時間が足りず淡いブルーに、そして今年はやっとインディゴの色がはっきりと感じ取れる仕上がりとなりました。年々進化しています。来年はもっと藍を増やして、たくさんの量が染められればと思っています。
残り僅かな時間で、種の在庫チェックと、ワイワイハーブサークルの草取りを行いました。
9月17日 (木)
最高気温24℃、曇りのち晴れ
久しぶりに日差しが明るく、朝の肌寒さから一転、汗ばむほどの暖かさになりました。残念ながら秋の花粉が舞い始めたようで、鼻炎症状に苦しみながらの作業となりました。

藍の茎から白い根がビッシリ
藍生葉染めから1週間経ち、水に差しておいた茎から白い根がびっしりでてきました。まずはこれを土に植えるべく、薬草薬木のエリアへ。元の場所だけでは植え切らないので、夏までコーンフラワーが咲いていた場所に植えようと思ったら、いろんな草がびっしりな上、奥で成長したシロザ・アカザが枝を広げて覆いかぶさってきています。そんなわけで、まずは草取り、そして、シロザ・アカザと格闘することに。

巨大になったシロザ(奥はアカザ)

一番太い茎だけ残したシロザとアカザ
シロザとアカザは、夏にびっくりするほど急成長して横へ縦へと伸びて大きな株となり、周りの植物が見えないほど、道が通れないほどになっていました。中央の太い幹を残して、種が熟す前に枝を切ってしまいました。ものすごい量になりました。全部束ねて奥のコンポストへ積みました。これでかなりスッキリして、アイを挿し木することができました。挿し木した土には、腐葉土と牛糞堆肥を混ぜたものを上に被せました。
次に、ダイコンの種をまくべく、これまた種まきの場所を確保するため、今日はシソが占拠していた畝を、シソ、その他の草を全部抜いてから、牛糞と腐葉土を混ぜ込んで種まき用の畝としました。1週間寝かせてから(本当はもっと置いたほうがよいのでしょうが)種をまこうと思います。
Sさんはミントのエリアの周辺、ガーデン中央部の流れの敷石の草取りに取り組んでいました。
9月24日 (木)
最高気温28℃、曇りのち晴れ
もう9月もあと1週間というところですが、長雨で作業出来ない日が多かったこともあり、なかなか庭のお手入れが思うように進んでいない状況があります。早急の課題は、夏の間に大きく成長して園路にはみ出しているものをカットしたり、支柱で起こして通れるようにすること、そして枯れたものや草をとることです。今日は初日にやりきれなかった、ガーデンの外、車道沿いの歩道の草取りと落ち葉掃きからスタートしました。アスファルトの割れ目にたまったわずかな土に生育する草たちの力強さ!その周りにどんどん落ち葉がたまり、またそれが朽ちて土となって割れ目にたまっていくようです。1時間近くかかりましたがかなりスッキリしました。

歩道の割れ目に生えた草
その間Sさんは刈払機も使って中央の流れ(敷石)の草取り。
その後は私は収穫のエリア(畑)とその周辺にとりかかります。
まず、畑中を占拠してしまっているシソたちから。ちょうど実が食べごろなので、どんどんカットして、スタッフに分けることに。それでも今日も全部はとりきれませんでした。

シソの実(穂)

種まきをどんどん進めなければいけないところですが、とりあえずダイコン(大蔵大根)だけは今日まくことができました。その種は、初夏に種取り用の株を逆さに吊り下げたまま放置してしまったもの。何回も雨にあたってしまい、殻に穴が開いていたり、中がカビになっているものも。状態が良さそうなものを選んで先週準備した畝と、ワイワイハーブサークルにまきました。ワイワイの方はパラパラと上からまいただけです。

ひと夏屋外に放置してしまったダイコンの種

ダイコンの種
収穫のエリアの手前園路側にズラッと生えているセイヨウフジバカマ(ユーパトリウム)。(ずっとアゲラタムと呼んでいましたが、アゲラタムは1年草で、こちらはずっと残っているのでセイヨウフジバカマで間違いないと思われます。)。初夏から夏の終わりにかけて背が高くなり、横にも広がり畑に入りづらいのと、年々増えてしまうので、思い切って全部抜いてしまうことにしました。抜き終わったらスッキリ。

この右側のセイヨウフジバカマを全部とってしまいました
ほかにも、園路側にはみ出したクリーピングタイムやゲンノショウコをカットしたり、目立つ草をとったり、不耕起エリアの畝と畝の間の草をカットして敷いたりして、作業終了しました。
