ハーブガーデン作業日記
*2026年5月編*
スタッフ家田です。このハーブガーデンはいつ見てもすばらしい(と私は思っている)のですが、やっぱり四季の巡りの中で最も緑が生き生きとして、花々が色鮮やかに咲く、1年で最も美しい季節となりました。5月21日より、今年もガーデン一般開放が始まり、連日お客様が訪れています。6月末まで開放しておりますので、ぜひお近くの方は散策にいらしてください。(※6月8日現在、台風の影響のため、一部エリアに限定して公開しています。)
5月8日
(金)
最高気温24℃、晴れのち曇り
ガーデンがどこをみても本当に美しくなってきました。そして、今年は見事(になりそう)という花がたくさんあります。イリス、アヤメ、たくさん蕾をつけているシャクヤク、そして少し奥の方で見事に咲き誇っているジキタリス。もちろん、花を咲かせるのは植物自身の力ですが、丹念に草をとったり、適した場所に移植したり、日陰をつくる木の枝を剪定したり、堆肥をやったりしてきた成果でもあります。(ここだけの話、秘密の自家製肥料は特に花が元気になるのだとか。)

イリス(ジャーマンアイリス)

ジギタリス
ジャーマンカモミールが最盛期を迎えており、収穫が間に合わないほどです。今日も1時間ほどかけてコーンフラワーとともに収穫しましたが、思ったほどの量がとれませんでした。もっと大人数でやったほうがよさそうです。ガーデン作業をするようになって5年ほど経ちますが、だんだんと収穫のコツがわかってきました。花を収穫するときは、首を切るように花の部分だけを切るのではなく、茎の分かれ目までもどって切り戻すようにすると残った株が元気に保たれ、次の花がまた咲いてくれます。

収穫したジャーマンカモミールとコーンフラワー
つい花に目が行きがちですが、グランドカバーの芝や、園路沿いのクリーピングタイムが今年は一段とキレイで元気なのはSさんのこまめな仕事の成果です。そういえば、モグラの被害もだいぶ落ち着いてきました。燻炭が効いたのでしょう。

芝生と遠路沿いのクリーピングタイム
内緒の場所(人目につかないけど広々とした場所)にスイカを植え付ける準備をしました。スイカ栽培はSさんの得意分野で毎年のお楽しみ。今日は土の準備。牛糞堆肥、米ぬか、油粕、燻炭を混ぜ合わせて植穴に入れ、さらに周辺の土とよく混ぜ合わせ、水をたっぷりとかけたら、10日~2週間ほど寝かせて準備完了です。苗が売り切れてしまうので2週間は待てないそうですが。

4月10日に直播したエダマメの発芽率がとても悪かったので、今日は全部の箇所にもう一度「はやいっ茶」という種類のエダマメをまきました。気温が上がっているので今回はスムーズに発芽してくれるような気がします。モウカワタも同様に追いまきです。

薬草・薬木のエリアでは、アイ(藍)が全然出てきてないように見えるので、今春トレイに種をまいて育てた苗を植え付けました。ヤマモモの花ガラや落ち葉で覆われていたのが発芽を妨げていたのか、それともこれから発芽するところだったのかはわかりませんが。また、ちらばって生えてきたハトムギをまとめて一か所に植え直しました。自然生えの芽は、場所と見た目で「ハトムギの若葉かな?」と見当はつくのですが、掘りだしてみると、ちゃんと根にハトムギの実(の殻)がついていました。

アイを植えつけ

ハトムギの芽生え
そういえば、今日は作業中に花にとまっている虫さんに何度か出会いました。

ポピーとキリギリス
5月15日 (金)
最高気温19℃、曇りのち晴れ
ここ数日で、マリアアザミが咲き始めました。アーティチョークほどではありませんが、背も高く、大きいギザギザの葉には白い斑が入り、存在感のあるアザミです。ハーブとしては「ミルクシスル」と呼ばれ、種子を利用します。肝臓によいハーブです。そして、シャクヤクが本当に見事です。

マリアアザミ

シャクヤク
出勤中いつも目に入る、ファミリーガーデンのフェンスから歩道にはみ出して元気に育っているヨモギ。5月になって葉がとても生き生きとしているので、今日は一部を収穫することにしました。血止め、チンキ、草もち、ヨモギ茶など外用にも内用、飲食にも用途がたくさんのヨモギ。きれいにみえてもいろいろ(泥はねや虫など)ついているので、口に入れることも想定して洗ってから干しました。ヨモギの葉に、青く光る小さな丸い虫がたくさんついていました。画像検索してみたところ、ヨモギを食べる「ヨモギハムシ」という虫のようです。「○○ハムシ」という虫はすごくたくさん種類があるということを知りました。なるほど、キュウリなどによくついている「ウリハムシ」はウリ科の植物を食べるハムシ、ということなんですね!

ヨモギ

ヨモギにつくヨモギハムシ
余談ですが、Tさんいわく抹茶ブームの次にヨモギブームが来るといわれているそうです。
Sさんは、園路の飛び石周りの土が露出している部分にクリーピングタイム植え付け。そして、ファミリーガーデンの芝生の草取りと芝刈りをしてくれました。刈る前に、たくさん生えていたヒメコバンソウをさちよ社長が摘んで束ねて吊り下げていきます。ヒメコバンソウは「雑草」ですが、束ねるとかわいらしくて、スワッグなどのクラフトの材料にもなります。

クリーピングタイムの植え付け
スイカの苗、植えつけ完了。土づくりをしてから寝かせる時間がやや足りない気もしますが、元気に育ってくれることを祈ります。

スイカの苗
ラッカセイとバジルの種をまきました。
バジルの種はゴマよりも小さくて、すぐ土に紛れて見えなくなってしまいますが、ていねいに一粒ずつまいてみました。

バジルの種
5月22日(金)
最高気温15℃、雨
昨日からガーデン開放期間が始まりましたが、2日続けてあいにくの雨模様で、しかも風が吹き荒れています。そんな悪天候の中、昨日は遠くから5名ほどがお庭を見にいらしてくださいました。
庭作業は園内を見回って危険個所の確認と園路に落ちた小枝や葉を掃除するだけにとどめました。
園路を掃いていたら、風に吹かれたのでしょう、白い星形の花がいくつも落ちていました。見上げるとエゴノキが白い花をたくさん咲かせていました。その近くには、ムクロジのオレンジ色の果実も落ちています。偶然にも、エゴノキもムクロジも、果実に界面活性作用をもつ物質を含んでいて水に入れると泡立つ「ソープナッツ」です。昔はこういったものを洗濯や体の洗浄などに使ったそうです。

エゴノキの花とムクロジの果実
ムクロジの果実を泡立てて何かを洗ってみたいと思いつつ、まだ実行に移せていません。ぜひやってみたいと思います。

5月28日(木)
最高気温25℃、曇り
いよいよ気温が高くなってきました。これからは合間の水分補給が欠かせなくなりそうです。スタッフで声を掛け合い、作業中の体調管理を気をつけていきたいと思います。
このころになると白い花が目立ってくるのが、庭中にびっしりと繁茂しているドクダミ。厄介雑草という側面をもちながら、すごいパワーを持つ薬草でもあるドクダミ。増えすぎないようコントロールしつつ、うまく生かしていきたい、ということで、近年ガーデンスタッフ+αで行っていたドクダミ採取&チンキづくりを、インスタグラム等で希望者を募ってやることになりました。

白い花を咲かせるドクダミ
そんなわけで、ガーデンスタッフ3人で予行練習。作業場となるガレージの掃除は本社スタッフのFさんに手伝ってもらいました。ドクダミの採取にはいろいろ流派があるようで、Sさんは根もとって利用するそうですが、今日は地際でカットするやり方で行いました。下の方の葉をとって水洗いして風に当てて水滴がとれるまで乾かしたら、ちぎって瓶に入れてホワイトリカーを注ぎます。あっという間に1Lの瓶2本と、500mL瓶1本のチンキができました。ドクダミの残りはつるしてさらに乾燥させます。
さちよ社長が、柿の木に黄色い派手な何かの幼虫を発見!ナシアシブトハバチというハチ(ただし人は刺さないらしい)の幼虫のようでした。時々あれっと思うような珍しい虫がいます。この子たちも珍しいので観察したい気持ちもありましたが、柿の木を守るために、かわいそうですが退治しました。

カキの葉を食べるナシアシブトハバチの幼虫
発芽が悪かったバタフライピーを追いまき、おなじく発芽率が悪くて2本だけ育ったナスタチウム(と間引いた鷹の爪)をワイワイハーブガーデンに植えつけました。
緑のカーテンになる予定の、ゴーヤのネット貼りを行いました。三脚に上るのもだいぶ慣れてきたこの頃です。
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