ハーブガーデン作業日記
*2026年3月編*

スタッフ家田です。遅くなってしまいましたが、3月のガーデン作業の様子をお届けします。春を迎えてまた庭作業ができる喜びをかみしめ、どんどん彩りを増すハーブガーデンに日々魅入ってしまったひと月でした。

3月6日(金)

最高気温13℃、曇り

啓蟄を迎え、いよいよ待ちに待ったガーデン作業開始!です。

まずはガーデンの様子を確認するために一周歩いて回りました。カモミールやボリジがかなり育ってきています。その間に生えてきてほしくないナガミヒナゲシ(繁殖力が非常に強い外来種の植物で、在来種との競合等生態系への影響が懸念される)も。収穫のエリアはアブラナ科のもの(パクチョイ、花心白菜など)はほとんど菜の花を咲かせだしました。ソラマメは無事冬を越し生育は順調。各種ブロッコリーが美味しそう。不耕起エリアでは、こぼれ種から生えたと思われるライムギが群生していました。

ソラマメ

ソラマメ

スティックブロッコリー

スティックブロッコリー

コーンフラワーの苗を数株追加で植え、ついでに堆肥も被せました。 それから、すでに花をつけ始めているスイートバイオレットにかぶさっている落ち葉をどけ、ホトケノザなどの雑草をとると、たくさんの美しい緑の新芽がでていました。これから日を浴びてたくさん花をつけてくれそうです。その後ろのヒメリュウキンカ(毒があるので注意!)も黄色い花をつけています。

スイートバイオレット

スイートバイオレット

冬の間に積もった落ち葉はいたるところにまだ被っている状態なので、これから順にどけて、地面が光に当たるようにして発芽や成長を促していきます。

落ち葉に覆われたガーデン

まだ落ち葉がたくさん被さっています

タチアオイ(スプリングセレブリティーズ)の種とトウキ(当帰)の種をトレイにまきました。また、秋の終わりにまいて、(寒さのせいか水管理のせいか)まったく発芽しなかったシュンギクとコマツナを同じ場所にもう一度まいてみました。ワイワイハーブサークルにもまきました。ジャガイモも少し植え付けました。

シュンギクとコマツナの種まき

シュンギクとコマツナの種まき

Tさんは、これからジャガイモやエビスグサなど植え付けるところの畑の畝立てと土づくりや支柱立て。Sさんは、勢いが衰えないモグラ対策の作業を地道にこなしていました。

収穫のエリアの畝立て

収穫のエリアの畝立て

モグラの勢いが衰えません

モグラの勢いが衰えません 

3月12日(木)

最高気温12℃、晴れ

朝は肌寒かったのですが、日差しを浴びながら動いているとすぐにポカポカと体が温まってカイロ不要でした。
ミモザがだいぶ黄色くなってきました。アジサイの芽が顔をだしてきました。

ミモザ

ミモザが色づいてきました

一昨日は雨でしたが、今日はもう土は乾いていて、まずは鉢植えやトレイや種をまいたところへの水かけから始まりました。それから、元気がないトサミズキの上に被さっているニッケイの枝を剪定。木くずからよい香りが…!違和感のない仕上がりに満足です。

ニッケイの剪定

ニッケイの剪定(2枚の写真をコラージュしています)

いつの間にか「コンポストの中」が定位置となっている鉢植えのアーティチョークがどんどん(堆肥の分解とともに)位置が下がってきているので、それを調整すべく3人がかりで植え替えをしました。掘りだしてみるとプラスチックの鉢の側面をぶち割って太いダイコンのような根が横に伸びており、予定変更で鉢から出してコンポストの土に直植えすることに。ついでにコンポストの仕切りの位置調整も行ったのと、近い場所にあって分解が進んでいなかったミニコンポストを一つ分下に埋め込みました。一連の作業を通じて、あらためてベテランスタッフ二人の手際のよさに驚かされたのでした。

鉢からはみ出したアーティチョーク

鉢からはみ出したアーティチョークをコンポストに直植えに

鉢からはみ出したアーティチョークをコンポストに直植えに

アーティチョークはアザミの仲間の強肝ハーブで、非常に背が高くなり、毎年ガーデン開放期間の5月後半~6月ごろに蕾が膨らむので、来園された方々から「これは何ですか?」と注目があつまるハーブです。狭い鉢から出され植え替えられたアーティチョークは嬉しそうに見えました。

続いて、園路沿いのグランドカバーとなっているクリーピングタイムに絡んだ落ち葉を取り除き、雑草を取って、伸びたタイムを取り木&挿し木する作業を行いました。ところどころ土が盛り上がっていてスカスカになっているのはやはりモグラの仕業。燻炭埋め&穴つぶしを行いながらの作業となりました。

クリーピングタイム、モグラの穴

クリーピングタイムの下のモグラの穴に燻炭を詰めました

収穫のエリアにウコン、ジャガイモを植え付けました。ジャガイモは「インカのめざめ」、「トウヤ」、「キタアカリ」の3種。耕起エリア(土露出)、耕起エリアのビニールマルチの下、不耕起エリアの3か所に植え付けたので、生育の違いがあるかどうか観察したいと思います。

ジャガイモ植え付け

ジャガイモ植え付け

ルッコラやダイコンがトウ立ちして花をつけはじめました。

ルッコラの花

ルッコラの花

3月17日(火)

この週は事情により、家田は庭作業ができませんでしたが、昼休みに訪れてびっくりしたことがあります。それはシャクヤクの芽吹きです。赤いのです。花が咲いている時の葉は緑なのですが、発芽したときは赤いということを初めて知りました。当帰芍薬散などの女性に処方される漢方薬にも配合されるシャクヤクの、薬効の源である生命力をみたような気がしました。

シャクヤクの芽

シャクヤクの芽

コマツナが発芽していました。

コマツナの発芽

コマツナの発芽

3月27日(金)

最高気温15℃、曇りのち晴れ

昨日一日降った雨が上がり、陽が差して、草木の生命力が溢れ出すのがみえるようです。ミモザの花はフワフワと房状になって良い香りを漂わせ、カワヅザクラ、アーモンド、クロモジ、トサミズキ、アンズなどの花が咲き、ガーデンがどんどん彩られていきます。ミモザは一部収穫しました。

カワヅザクラ

カワヅザクラ

クロモジ

クロモジ

今日は村内の業者さんが高木の剪定作業に入りました。見上げても枝の先は良く見えないほど成長したネムノキや、勝手に生えてすごく大きくなってしまった謎の木(!)の枝を次々と切り落としていきます。一人が長ーい脚立の先の枝に乗って、下にいる数名が枝の様子や周りの様子を見て、どこを切り落とすのか慎重に確認しながら作業を進めていました。

高木の剪定作業

高木の剪定作業

コールラビの種を育苗箱に、ナスタチウムの種(6粒でした)をセルトレイにまき、乾燥予防と保温と虫除けを兼ねて不織布で覆いました。ナスタチウムは発芽適温が20℃~25℃と種の袋に記載がありました(他の情報源では15℃~20℃とも)。以前まだ気温の上がらない3月前半にまいてまったく発芽しなかった経験があり、不織布の効果と今後の気温の状況はいかに…というところです。夏の高温期の到来が早まっていることを考えると種まきや植え付けを早めに済ませたいところですが、発芽適温・生育適温とどう折り合いをつけるか試行錯誤が続きそうです。

ナスタチウム

ナスタチウムの種まき

ガーデン入口のウッドフェンス沿いのローズマリーが老木になり葉色などもよくないので、透かし剪定をするとともに、枯れに備えて間に幼苗を植え付けました。

老木になったローズマリーの隣に幼苗植え付け

老木になったローズマリーの隣に幼苗植え付け

モグラの活動がおさまらないので、引き続きSさんは燻炭での対策を継続中です。(ある情報ではチューイングガムをモグラの本道に入れておくと誤飲して窒息死する可能性があるとか。ただし禁じ手ではあるそうです。)

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