ハーブガーデン作業日記
*2024年9月編*

スタッフ家田です。引き続き、ガーデン作業の様子をお伝えします。

9月3日(火)

9月になり、ガーデン作業再開です!今日は昨夜降った雨で土が湿っていて風もあり涼しく感じました。夏の間に草は伸び放題伸び、あたり一面大変なことになっています。

ネムノキの枝がたくさん落ちていました。その枝の一つにはなんとキノコが生えていました。美しいレースのようなキノコで、調べたところ、スエヒロタケというキノコでした。ありふれたキノコのようですが、食用には向かず、人に感染することもあるという情報も出てきて驚きました。(ちなみに、最新の説によると、生物界全体においては人などの動物とキノコやカビなどの真菌類は遺伝的に近い関係にあるそうです!ご興味がある方は調べてみてください。)

園路に落ちたネムノキの枝

ネムノキの枯れ枝に生えたスエヒロタケ

ネムノキの枯れ枝に生えたスエヒロタケ 

どこから手を付けたら、という状態ではあるのですが、今日は一人のため、ワイワイハーブサークルに集中することとしました。根菜類の種をまだまいていないし、「協生農法実践マニュアル」によると葉菜類もそろそろ種まきのリミットが迫っています。ということで、種まきの前段階として、まず周辺の草を刈って、境界線をクリアにしました。その後、夏野菜を片付け(根元で切り)、長い草を刈りました。作業しにくさの解消のため平たい自然石で十字状に足場を設置。これで中心部にもアクセスしやすくなりました。ワイワイハーブサークルに作業用敷石

その後、ジャガイモを植え、根菜類、葉菜類の種をまきました。 夏野菜は今年もあまり成績はよくなかったのですが、エダマメやミニトマトは少し収穫できました。バジルやアカジソ、オクラは生き残っています。そして、地表面の状況ですが、いろんな草がミックスでリビングマルチを形成してよい感じになっています。昨年まいたニラが、まだか細いですが周囲に育ってきています。

※リビングマルチ・・・生きた植物によって地表を覆うマルチング(通常はポリエチレンフィルムや藁などで行うことが多い)

ワイワイハーブサークル地表面の状況

9月10日(火)

ガーデンに入るといたるところに蜘蛛の巣のトラップが!カメラの焦点が合わずうまく写真が撮れませんでしたが、トンボを捉えて食している蜘蛛もみかけました。サンザシの実が赤く色づきはじめました。

サンザシ

今日も種まき、種まきです。まずはワイワイハーブサークルの根菜類の発芽していないところを追いまき。特にコカブとミニ人参の発芽が悪かったのですが、タネが古いせいなのか、それとも食べられたのか?とにかく様子をみつつ今後も追いまきしていく予定です。

大き目に育つ葉菜類は直播きでの管理が難しそうなので、セルトレイにまきました。今日まいたのは、花心白菜、ケール、コールラビ、ワサビ菜、パクチョイ。飛んでくる蝶が産卵しないように(モンシロチョウの幼虫はアブラナ科の葉っぱを食べます)、不織布で覆いました。

セルトレイに種まき
他にコマツナやルッコラなども蒔きたかったのですが、暑すぎて(32℃を超えていたようです)集中力が持ちません(種を無駄にしないよう、一粒ずつ碁盤の目のように約2.5cm間隔に蒔くやり方に挑戦中ですが、種が小さすぎてなかなか難しいです…。)

休憩時間に、さちよ社長手作りエルダーベリーコーディアルの炭酸割りをいただきました。色もキレイで、体に染み渡る美味しさでした!エルダーベリーのコーディアル

9月20日(金)

今日もまた、9月後半とは思えないほどの暑さに見舞われました(32℃超)。とはいえ、空は秋模様、ヘチマが立派な実をつけ、ローゼルやコスモスが秋色(にみえます)の花を咲かせています。ローゼルのアンティーク調の色合いは本当に美しいです。赤紫の実(見えてるのは顎の部分のようですが)も付き始めています。

ヘチマ

ローゼル

ローゼル

まずは先日まいた種の発芽の様子をチェック。ワイワイの方は、ミニニンジンは発芽成功していました!その他ルッコラやビート、二十日大根も。カブの発芽が悪いのは、タネが古いせいなのか??めげずに追いまきです。一粒一粒間隔をあけてまくのが、この暑い中ですとたいへん神経をやられます(笑)。袋から一気にばらまきたくなります。また、セルトレイの方ですが、ケール、コールラビは大変発芽率が低い。一方ワサビ菜、パクチョイ、花心白菜は発芽率高めですが、パクチョイは残念ながら葉がほとんど食べられてしまってます。大量のダンゴムシがいたので、ダンゴムシの仕業なのでしょうか???こちらも追いまきです。

何者かに食べられてしまったパクチョイの芽

何者かに双葉を食べられてしまったパクチョイの芽

日陰のプランターに、ルッコラとチャービルをミックスまきしてみました。

菜園エリアの方も、ダイコンやコマツナなど蒔きたいところですが、まだ夏野菜が片付いていないので、まずはそこからになります。というより、シソがすごいのです。一面シソが繁茂しています。よく見ると、青じそ(花は白)と半アカジソ(花がピンク、葉の表が緑、裏は赤)が入り混じっています。シソはとても美味しくて葉も花も実も利用できてよいのですが、菜園を覆いつくすようにして他の野菜の日当たりを妨げているようにもみえます。このまま置いておけば大量のタネがそこら中に落ちて、来年も同じことになってしまいます。ということで、今日はシソ刈りに取り組みました。非耕起エリアは抜かないように根を残して1本1本切っていきます。一部だけ切らないで残して、刈ったシソは2ヶ所にまとめました(そこからだけ生えてくるように)。日射しが厳しく、休み休みの作業になりました。

一面シソに覆われた菜園エリア

一面シソに覆われた菜園エリア

9月24日(火)

4日前からうってかわって涼しくなりました。一昨日くらいから急に気温が低くなり、そして秋の花粉も最盛期に突入したようです・・・。ガーデンの方は、メキシカンブッシュセージが一気に主役に躍り出ていました。メキシカンブッシュセージ

ガーデンいたるところ草茫々なのが気になりつつも、それより種まきのタイムリミットの方が気になる私なのでした。先週シソを根元から切った菜園エリア、雑草も背を低く切りました。ツユクサ、ヤブガラシ、カヤツリグサ、メヒシバのように細く長く伸びる草が多く、刈ってしまうと地表はさっぱりとしてしまいました。背が低くて被覆するタイプの草はあまり育っていなかった模様です。日当たりをシソ等が妨げていたからなのでしょうか。残った根をなるべくとらないようにしながら、地表をならして、ダイコン、ニンジン、コカブのタネを蒔きました。

草を刈って種をまきました

不耕起エリアなので草を刈ったら耕さずに種をまきました

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