ハーブガーデン作業日記
*2022年10月編*

スタッフ家田です。引き続き、ハーブガーデンの管理作業の様子を綴っていきます。

10月4日

朝は涼しかったのに、日中はかなり気温が上がり、汗が流れました。風が吹くと心地よかったです。明日から涼しくなるようです。

5月のオープンガーデンで販売し売れ残っていた苗を、一部植え付けました。植え付け時は周辺の草を取り、たっぷりと水をやります。
【植物苗の植え付け方:ポットより一回り大きい植穴を掘る➡ポットから苗を引き抜き、(根が絡まっている時は軽くほぐし)植穴に入れる➡高さが地表面と同レベルになるよう調整➡植穴にたっぷりと水を入れる➡埋め戻す➡仕上げに水※その後は基本的に水やりは必要なし】

枯れた植物の茎の先にとまった赤とんぼ、リンデンの幹をゆっくり登るカマキリ。さちよ社長が「カッコいい!」とはしゃぎながら撮影していました。アグリモニー・ユーパトリウムチョコラータの増えすぎた分は引き抜きます(種が付いたものは燃やすゴミへ)。ベルガモットの花が終わりドライ状態になっているのですが、たまたまその茎が折れて土に顔をつっこんでいたものの頭に、芽が生えていて、面白い格好になっていました。

 

10月21日

ガーデン奥のコンポスト(枝を井ケ田にして中に雑草などを入れたコンポスト)を解体。熟成された土(堆肥)は畑、そしてワイルドストロベリーに。

ワイルドストロベリーを一度、丁寧に掘り取ってよけ、そこに上記の堆肥を盛ってなだらかな丘のようにして、再度植え付けました。イチゴポットも2個設置して、立体感を演出。元気に育ちますように。(これはTさんのアイディアです) ちょうど、オープンガーデンの時に見ごろになる予定です。

 

10月25日

ヒメシャガをほぼ全部一度掘り取り、新しい堆肥(奥のコンポストのもの)を入れて(奥が少し高くなるようゆるく傾斜をつけて)植えなおしました。3人で作業してかなりの時間がかかりました。横に長く伸びた根は切らずにそのまま(切っても良かったのかもしれませんが)。根元から、白と紫の新しい根(ランナー?)が出ているので、それは大事に。最後に水をかけて終了。根の活着を待ちます。

奥のコンポスト、ほぼなくなりました。一番下の方の層に、白っぽく粉がふいたようになっているところがあります。これを、Tさんは「自然のボカシ」と呼んでいるのですが、調べてみると、これは「放線菌」のようです。(白カビではないようです。)糸状菌や好気性細菌により、糖やアミノ酸など分解しやすいものから分解が進み、次第に高温になると、「放線菌」が出てきて難分解性のセルロースを分解してくれるそうです。有機物の発酵がすすみ、完熟堆肥になる一歩前の段階ということなのですね!!

▲「自然のボカシ」と呼んでいる放線菌

 

紅葉が徐々にすすみ、赤、黄、緑、茶(枯れ葉)が入り混じった色合いは、なんとも雰囲気があって素敵です。夏の明るさとはちがう、成熟した秋の雰囲気です。

 

10月28日

残念ながら作るところは参加できませんでしたが、生まれ変わった奥のコンポストを見に行きました。側はコの字に板を渡してあり、杭で止めてあります。外側に枝や長い草をしばったものを積んでいき、中に細かい草などを入れていきます。外観はまるで鳥の巣のようで、ナチュラルでおしゃれな雰囲気です。オープンガーデンの時などにお客様に見ていただけるよう、通路も作る予定です。周りにハーブの花が咲いていると素敵だね、と話しています。

 

10月31日

今日は社内ハロウィンイベントの日。有志メンバーで朝からカレー作りです。材料の野菜(タマネギ、ニンジン、ジャガイモ)は、JAさんから規格外のものをお譲りいただいたもの。地元のお野菜を無駄なく使い、夕飯は楽をしてもらおうという、「SDGS×おうちでゆっくり」がテーマです。

ものすごい数の野菜の皮をむいたり切ったり、大きなお釜でお米を炊いて、大きなお鍋でカレーを作って・・・と大仕事でした。きつい作業でしたが(^^;)大勢でやったからこそ楽しかったです。

カレーを煮ている間に、ガーデンのお芋掘り(サトイモ、サツマイモ、ヤーコン)が行われました。男性陣とさちよ社長があっという間に掘り上げました。また、ピーマン、空心菜など最後の夏野菜と、色とりどりの食用菊なども収穫されました。
ガーデンのお野菜は、カレーと一緒に社員に配られ、たくさんの笑顔にあふれた午後でした。

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