青いうちに食すと酵素たっぷり!『パパイヤ』
原産地は中南米(メキシコ、西インド諸島、ブラジル等)。日本には昭和28年に渡来し南九州や沖縄で栽培されてきました。近年では弊社、鈴木ハーブ研究所のある茨城県でもパパイヤが栽培され、青パパイヤとして出荷されています。茨城県では5月頃作付けされ11月上旬までに青い実を収穫しています。
パパイヤには健康に良い栄養素がたっぷり含まれています。抗酸化物質である3栄養素、ビタミンCとE、カロテンが豊富に含まれ、脳梗塞や心筋梗塞の予防に効果的です。
特に青パパイヤにはタンパク質分解酵素であるパパインが含まれ、肉の消化促進に役立ってくれます。最新の研究でパパイヤには解毒酵素も含まれ、肝臓が有毒物質を無毒化する機能をサポートしてくれることがわかりました。この解毒効果は果物の中で一番高いとされています。妊婦や貧血ぎみの人に必要な「血を作るビタミン」である葉酸も多く含まれています。他にも美容やダイエット、がん予防や健康維持にオススメの健康食材です。
▲花をつけた様子
そして、青パパイヤの葉はハーブティーとして飲用することができます。パパイヤの若葉を乾燥させて作るパパイヤ茶はとても苦いお茶になります。初めは苦くてびっくりしますが、そのうち口の中がさっぱりする後味が癖になります。
▲パパイヤの葉
▲葉を乾燥させたもの
パパイヤの楽しみ方
青パパイヤのサラダ
<材料>
青パパイヤの実 1個
<作り方>
青パパイヤの実は、緑色の表皮とタネを取り除き、ピーラーなどで千切りにします。包丁で千切りにしても良いのですが、ピーラーや野菜スライサーの方が口当たりも軽くなり、生でサラダにする場合はオススメです。
冷蔵庫にある季節の野菜やハム・ツナなどの具を入れると彩りも食感も豊かになるのでお好みでとりあわせてください。
オリーブオイルと塩胡椒とレモン汁で食してもいいですし、市販のドレッシングでも美味しくいただけます。酵素を存分に取り入れるためにも生の青パパイヤが手に入ったらぜひお試しください。
▲ツナ缶とラディッシュをあわせてサラダに
参考文献
「食品図鑑」女子栄養大学
「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」高橋書店
ブログ著
鈴木さちよ
ブログ監修
管理栄養士 坂本禮子