ヨーロッパの暮らしに欠かせないハーブ『ヒース』
2019年 新春のお慶びを申し上げます
お陰様で今年は晴天に恵まれ初日の出を見ることが出来ました
茨城県は海も山も川も広い大地にも恵まれた豊かな場所です
今年もこの地でハーブの楽しみ方を届けてまいります
今年もよろしくお願い申し上げます
ヒースはツツジ科でヘザー、エリカなどとも呼ばれる植物です。
美白作用や抗酸化作用で人気のアルブチンを含む薬用常緑低木です。日本では園芸種が秋頃に出回ります。
▲園芸種のヒース(別名ヘザー、エリカ、カルーナ)
かつてアイルランドを旅した時に丘一面薄紫色に広がるヒースを見ました。寒く乾燥した場所でもたくましく生育する姿に感動しました。
▲2015年9月に訪れたアイルランドの荒野。うっすらと紫色に染まっているのがヒース
ヒースのハーブティーは味の個性が強くないので他のハーブとブレンドしやすいです。
効能としては美肌作用以外に利尿作用があり、膀胱炎・尿道炎・結石の予防に利用されます。また、リウマチや通風、関節炎などに入浴剤として利用されます。
ヒースの花とブレンドハーブの香りを楽しむ
ヒースのブレンドハーブティー
<材料>1人分
ドライハーブ(ヒース、エルダー、リンデン、ブルーマロウ) ティースプーン山盛り1杯
水 200cc
1.ヒースの花、エルダーフラワー、ブルーマロウなど、乾燥させたドライハーブをティーカップにいれます。
2.熱湯を注ぎ3~5分蒸らしたら完成です。
ハーブを水で5分ほど煮出しても美味しくいただけます。
ハーブのブレンドを変えることで毎回オリジナルな香りを楽しめます。今回のブレンドでは、マロウをいれたことでグリーンから紅色に変化する様子を目で楽しみながら、爽やかなハーブの香りを味わいました。ぜひ、自分好みのブレンドを見つけてみてください。
参考文献
「メディカルハーブの事典」東京堂出版
著
鈴木さちよ
監修
管理栄養士 坂本禮子