『ウメ』の芽吹きに春の訪れを感じて

春の訪れが近いことを知らせてくれる「ウメ(梅)」。

東風に吹かれて梅の香りがすると春が近いことを感じることができます。梅は中国原産ですが、日本では古く奈良時代より栽培されるようになりました。梅干しは日本独特の保存食品として深く親しまれています。
我が茨城県は、県の木に梅が指定されています。1841年水戸藩第9代藩主徳川斉昭公が水戸の中心地に民が皆楽しめる場所として「偕楽園」を造園し、今では100種3,000本の梅が植えられています。

会社のある東海村の村松大神宮(伊勢神宮の茨城の一宮)にも徳川斉昭公(烈公)お手植えの梅が今も残っています。この神社は徳川光圀公が地域の民が遠い伊勢(三重県)まで出向かなくてもお参りが出来るようにとこの地に建設して下さったそうです。

徳川光圀公(義公)が腰を下ろした石なども境内に残っています。庶民にとっての実益を優先し、「仁」(思いやり)を重んじた水戸徳川家と水戸藩の志を私たちも引き継ぎたいと初詣の度に想いをはせています。

弊社の庭にも樹齢200年近い梅の木が毎年花を咲かせ梅の実を実らせています。1月になると梅の枝の小さな蕾が膨らみ、2月立春を過ぎると花がほころびはじめます。5~6月になると大きな青梅が実ります。

昨年は沢山の梅の実を収穫できたので、社員で分け合い梅ジュースなどをつくり楽しむことができました。ほんのり甘酸っぱい梅ジュースは水で割ったり炭酸水で割ったりと夏場の喉を多いに潤してくれます。夏バテを防ぎ、体をリフレッシュしてくれるようでお気に入りです。

代表 鈴木さちよ

梅シロップの楽しみ方

<材料(約4リットル分)>

梅の実…2kg、氷砂糖…1kg、砂糖…1kg、酢…1カップ

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梅を洗い、汚れを除いたら梅と氷砂糖、砂糖を交互に瓶につけ込みカビ防止に酢をまわしかけます。1ヶ月ほど時々瓶を揺すりながら冷暗所に置き梅 水が上がってきたら出来上がりです。5倍程に薄めてお召し上がりください。梅を取り出し熱湯消毒した瓶に入れ冷蔵庫で保存すれば半年は充分に楽しめます。

2月のハーブ:ウメ

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和名:ウメ(梅)

学名:prumus mune

別名:ムメ 好文木 (生薬 烏梅)

原産地:中国

分類:バラ科サクラ属

花ことば:上品

特徴:
芳香のある5便の花を早春に咲かせます。5~6月には果実をつける落葉高木です。果実は梅干しにするなど日本人の生活にすっかり浸透しています。

利用:
咳、解熱、整腸、滋養、強壮、口内炎、歯痛、船酔、車酔などに梅肉エキス、梅干し、梅酒、梅の黒焼きがよいといわれています。 ※未熟な果実には微量な青酸が含まれるので生食は禁物です。酒や塩に一ヶ月以上漬けることで毒性が消えます。

参考:
「自分で採れる薬になる植物図鑑」/柏書房、「ハーブ大全」/小学館、 「救民妙薬注解」/水戸市医師会

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