新年を祝う陽だまりの花『カレンデュラ』
新年あけましておめでとうございます。
陽だまりの花『カレンデュラ』。この名前は、ラテン語で“各月の初日”を意味する「Calende」からきています。
ヨーロッパでは古くから「太陽のハーブ」とも呼ばれるカレンデュラが家の庭で良く見られます。原種をハーブの1つとして食用花(エディブルフラワー)として食したり、皮膚トラブルの治療薬になると考えられて利用されています。 こぼれ種が容易に発芽し、あちこちに根を下ろします。
花の少ない冬時期から初夏までの長い間、庭先をオレンジ色に彩ってくれます。市場では「冬知らず」の名前で出回っていたりします。 オレンジ色は無邪気さや元気さを呼び覚ましてくれる色です。冬の庭の陽だまりの中で太陽の方向を向いて元気に花を開いている姿はとてもかわいらしく、そばに腰を下ろし日向ぼっこをしたくなります。
カレンデュラの花びらを乾燥させて他のお好きなハーブや紅茶、緑茶とブレンドして、世界に1つだけのオリジナルブレンドで「陽だまりのお茶」を楽しんでみるのも素敵ですね。
ハーブティーはその効能も期待できるのですが、はじめは薄めに色や香りを静かに楽しみ、つぎに少し長めに蒸らして濃いお茶をお試しください。普 段眠っている五感をゆっくり呼び覚まします。自然の恵みや今生きている事を感じることも大切なハーブの時間の過ごし方の1つです。自然の生命力を体と心全 部でゆっくりお楽しみください。
代表 鈴木さちよ
ハーブティの楽しみ方
乾燥したカレンデュラの花びらをティースプーン山盛り1~2杯(2~3g)に熱湯150mlを注ぎ、お召し上がりください。
色彩を生かして他のハーブや紅茶などを混合茶剤(ブレンドフレーバー)として利用するのもおすすめです。
1月のハーブ:カレンデュラ
和名:キンセンカ(金盞花)
学名:calendula officinalis L.
別名:トウキンセンカ、 ポットマリーゴールド
原産地:地中海岸、北アメリカ、中央アメリカ、南ヨーロッパなど
分類:キク科キンセンカ属
花ことば:慈愛
特徴:
黄色からオレンジの鮮やかな花を咲かせるカレンデュラ。一重咲きのものはハーブとして古くからヨーロッパで栽培され、八重咲きのものは主に切花として流通しています。
利用:
肌をなめらかに柔らかくする効果、比兪作用、血行促進、発汗促進、消化促進、消炎、抗菌、抗臭菌、抗ウイルス、月経痛、更年期障害の緩和など
※妊娠中は服用しないでください。