ハーブ辞典

アイ

表示名称
アイ
学名
Persicaria tinctoria
和名
アイ、タデアイ、アイタデ
種別
タデ科イヌタデ属
原産地
中国~東南アジア
利用部位
葉、果実
含有成分
インディカン(インドキシル配糖体)など

日本の伝統色の一つである「藍」。その色素成分「インディゴ」の元である「インディカン」を含む植物の総称が「藍」で、その代表格が「タデアイ」「アイタデ」とも呼ばれる本種です。6世紀ごろに大陸から伝わったとされ、藍染めの生地は美しい色合いとともに、丈夫になり、防虫、抗菌といった機能性も有するため、藍染の文化は広く庶民にも広まりました。また、民間薬や食品としても有用されてきました。アイは丈夫な植物で、容易に栽培できますが、こぼれ種で増えるため注意が必要です。

美容/健康に関するコラム

虫さされには、生の葉をよく揉んで、その汁を患部につけます。また、解熱、解毒には乾燥した果実5~10gをカップ1の水を半量になるまで煎じて食間に服用するとよいとされます。