ハーブ辞典

オオバコ

表示名称
オオバコ
学名
Plantago asiatica
和名
オオバコ、オンバコ、カエルッパ、スモウトリグサ
種別
オオバコ科オオバコ属
原産地
日本、東アジア
利用部位
全草、葉、種子
含有成分
アウクビン、コリン、フラボノイド(プランタギニン、ホモプランタギニン)、粘液質(プランタザン)、フィトステロールなど

全国各地の道端や空き地等、人が歩く場所によくみられる多年草です。「オオバコ(大葉子)」の名前は、葉が広くて大きいことに由来します。春から秋にかけて、葉の間から花茎をのばし、白い小さな花を穂状につけます。果実は熟すと割れ、中に小さな黒い種子が6~8個入っています。
この種子が近くを通る人や動物にくっついて移動して増えます。

美容/健康に関するコラム

結実した全草を刈り取って日干ししたものを「車前草」とよび、咳、痰、消炎目的、下痢、むくみには煎じたものを1日3回飲みます。また、熟した果実を日干ししてから中にある種子を集めたものを「車前子」とよび、咳、痰に煎じて服用します。また、生の葉を焙ってよく揉んだものを腫れものに貼って湿布とします。また、春先の柔らかい葉はゆでておひたしに、また生のまま天ぷらや刻んで炊き込みご飯にもあいます。