世界中で最も消費されている人気野菜『トマト』
トマトは南アメリカのアンデス地方原産の多年草で、温帯では一年草として栽培されます。原産地メキシコ語の原住民の言葉トマトルが、16世紀にスペイン人によって初めてヨーロッパに持ち込まれ、18世紀に英国でスペイン語に似せてトマトとスペルを変えたと言われています。
世界中で最も消費されている人気の野菜です。
トマトはバランスよく栄養成分が含まれています。
健康保持や美容、風邪の予防、便秘改善、疲れ目等にも良いとされており、暑さで食欲が落ちる夏場の栄養補給としても最適です。
トマトに含まれているβカロテンは体内でビタミンAに変わるため、プロビタミンとも呼ばれています。
βカロテンは体が必要としているときだけビタミンAに変わるためビタミンAの摂り過ぎになる心配がありません。
βカロテンは油と一緒に撮ると吸収率がアップすると言われています。
トマトの楽しみ方
トマトのギリシャ風サラダ(ホリアティキサラダ)
<材料>2人分
トマト 1個
玉ねぎ 1/6個
きゅうり 1/2本
オレガノ 適量
バジル 適量
チーズ(ブルーチーズ)30g
A(オリーブオイル大さじ2、ワインビネガー大さじ1と1/2、コショウ少量)
<作り方>
玉ねぎを薄切りにし水にさらします。トマトを乱切り、キュウリを薄切りにします。
器に材料を盛り、食べる直前によく混ぜ合わせたAをかけます。
(黒オリーブを添え、チーズを羊の乳から作るフェタチーズにすると本格的です。)
ミネストローネ
<材料>2人分
A(玉ねぎ1/3個、セロリ1/2本、ニンジン1/3本、ニンニク1カケ(みじん切り)
B(トマト2個(湯むきをしてみじん切り)、ほうれん草(ザク切り)、バジル適量)
オリーブオイル 大さじ1
ニンニク 1かけ
水 4~5カップ
塩 適量
パルメザンチーズ 大さじ1
<作り方>
鍋に油を熱し、ニンニクをみじん切りにして入れ、香りが出たら全て1センチに角切りしたAを加えて10分ほど炒めます。
水を鍋に注ぎ、1センチ角に切ったジャガイモを加え、煮立ったらアクをすくいながら15分ほど煮ます。
次にBを加え、さらに10分煮込みます。塩で味を整えチーズをかけたらできあがりです。
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トマトから旨味が出るイタリアの家庭の味のスープです。
ここにベーコンやソーセージを加えても美味しくいただけます。
トマトに含まれているリコピンはニンニクや玉ねぎと一緒に加熱すると体内への吸収率アップが期待できます。
参考文献
「日本食品標準成分表2020」
「一生役立つきちんとわかる栄養学」西東社
「からだにおいしい野菜の便利帳 世界の野菜レシピ」高橋書店
「家庭で使える薬用植物大事典」家の光協会
ブログ著
鈴木さちよ
ブログ監修
管理栄養士 坂本禮子