春のデトックスにおすすめのハーブ『セリ』

▲収穫したセリの葉

水温む頃、川辺で顔を出すセリ。日本全土に自生し、古くは「古事記」や「万葉集」にも名が記されています。多年草のため水が流れるような凍結しない場所などで栽培することができます。私たちの庭では湿り気の多い南向きの場所で冬を越しています。

▲春の七草粥にもセリが使われます

昔から、春の七草の代表として親しまれ、天然のセリはカルシウムに富みビタミンCなども含有しています。血管を丈夫にして血行を促進し、胃を活性化して食欲を増進し、お通じや尿の出を促し、精力を養い気力を増す作用があるとされています。リュウマチや神経痛、血圧降下などに薬効があると言われてきました。

冬から春にかけての鍋料理にも相性が良く、青みとして香りや歯ざわりを楽しみつつ、春のデトックスの一役としても活用してみてはいかがでしょうか。

 

春のハーブを甘酸っぱくアレンジ
セリの梅はちみつ和え

 

<材料>

セリ          1束

梅干し        大1個

はちみつ     大さじ1/2

<作り方>

1.種を取り果肉をたたいた梅干しに、はちみつを混ぜます。

2.さっと湯がいたセリを軽く絞り、5センチ程に切ります。

3.2に梅はちみつの果肉を和えます。

セリの香りと甘味は梅干しの酸味と相性が良く、セリの緑と梅干しの赤の組み合わせは見た目にも美しい一品になります。

参考文献

「食品図鑑」女子栄養大学K.K

「料理の辞典」朝日出版社

鈴木さちよ

監修

管理栄養士 坂本禮子

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