心を元気にし、集中力を高めてくれるハーブ「ミント」
はじめてミントを入手した時はその爽やかな香りと親しみやすさがうれしくて、栽培方法を気にするでもなく、庭のあちらこちらに地植えにしてしまいました。お陰で私の庭には様々な種類のミントがあちこちに顔をだしています。
ミントという名前はラテン語で「思考」を意味する「mente」から来ていて、古代ローマ人はミントが脳を強くすると考えて重要視していたそうです。また、ヨーロッパでは庭にミントがあるとお金持ちになるとも言われていたとか…。
ミントは身体の外側を冷やし、内服すると内側を温める性質があります。暑い夏場は葉っぱを摘み取り布袋に入れて浴用剤にしたり、のどごしの爽快さを増して くれるので飲物にブレンドしたりして楽しむことが出来ます。冷房や冷たい物の飲食で冷えてしまいがちな体内のためにも、ミントティーは夏場の飲物にうって つけです。緑茶や紅茶にも良く合いますので是非お試し下さい。
モヒート風ミントスカッシュ(ノンアルコール)の楽しみ方
グラス1杯分
ミント(スペアーミント、ペパーミント等) 生葉をひとつかみ
ライム1切れ
レモン1切れ
蜂蜜 小さじ2
炭酸水200cc
グラスにミントの葉とライム、レモン、蜂蜜を入れ上からよく冷えた炭酸水を注ぎ、よく混ぜます。そのまま飲んでも、新しい グラスに注ぎミントの葉を浮かべても…。お好みでお召し上がり下さい。水ベースで沢山つくって冷蔵庫に冷やしておいて、お召し上がり時に炭酸水で割っても 楽しめます。
ミントのタッジーマッジー
ミントでつくる香りの花束(タッジーマッジー)です。
ペパーミント、スペアーミント、アップルミント、パイナップルミント、レモンミント、グレープフルーツミント、日本ハッカ、オーディコロンミント、ウォー ターミント、キャンディーミントなど、ミントの花も種類によって姿が違って見比べてみると楽しいものです。くしゃくしゃっと触れるとそれぞれのミントの香 りも楽しめます。
9月のハーブ:ミント
和名:ハッカ(薄荷)
学名:Mentha
別名:ハッカ
原産地:温帯地域、ヨーロッパ、アフリカ
分類:シソ科 ハッカ属 多年草
花ことば:永遠の爽快、美徳
特徴:
昔から、非常に人気の高いハーブです。爽やかな香りは料理やハーブティーなど様々な風味付けや匂い袋などに広く利用されています。ミントは花粉でも地下茎 でも交配しやすいので流通しているものでも30種以上の種類があります。地面に降ろしてしまうと地下茎をどんどん伸ばして庭中にはびこってしまいます。栽 培する時は感覚を開けてプランターやしきりをして管理しましょう。
利用:
料理、ティー、芳香、健康、精油などに幅広く利用されます。鎮痛、発汗、殺菌、強壮、刺激、抗菌作用があり、消化不良、吐き気、お腹の張り、下痢、小児の 疳の虫の軽減に用います。ミントティーは風邪の症状、頭痛や胃の不調、鼻づまりをすっきりさせます。アイスミントティーはうがいや解熱剤として利用しま す。浸出油を使って肩こりや筋肉痛のマッサージに利用します。精油は心を元気づけ、胸のむかつきを解消し、頭痛を軽減します。
精油に関しての注意:
5歳以下の乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、神経系統の弱い患者(老人)、てんかん患者、高血圧症の人には使用しないでください。
参考:
「ハーブの図鑑/萩尾エリ子著/池田書房」、 「オーガニックハーブ図鑑/JEKKA McVICAR著/文化出版局」、 「花のもつ癒しの魅力 フラワーヒーリング図鑑/アン・マッキンタイア著/ 産調出版」、 「ハーブの写真図鑑/Lesley Bremness著/日本ヴォーグ社」