ハーブガーデン作業日記
*2025年6月編*
スタッフ家田です。思ったより雨が少なく、急に暑さが増した6月でした。6月末までガーデン開放期間となっており、暑さにもかかわらず、連日たくさんのお客様が足を運んでくださいました。
6月6日(金)
最高気温30℃、晴れ
今日は夏日となり晴れてドクダミ収穫にはもってこいのお天気となりました。ドクダミはちょうど今花が盛りで活き活きとしていかにも薬効が高そうな状態です。ドクダミの収穫(といっても、増えすぎているので草取り、駆除の意味も含みます)は、前はなるべく深いところの根まで引き抜くようにとっていたのですが、ドクダミを増やさないという観点ではどうやら地上部をハサミでカットする方がよいようです。それと、根にも効能があるのですが、大量の根をきれいに洗うのは大変手間がかかるため、今回は地上部のみを採取しました。

ドクダミ
収穫したドクダミは水をかえて何度かすすぎ、少し風にあてて水分を飛ばします。(ここまでがちょっと大変な部分です。)今日は気温も高く風もあるのですぐにいい状態に乾きました。

ドクダミを洗って

少し風にあてて水分を飛ばします
ここで本社から援軍が到着。乾いたらハサミでぷつぷつ切って、葉・茎・花を消毒した瓶に摘め、ホワイトリカーをひたひたに注ぎ、蓋をしてとりあえず作業は終了です。1か月程寝かせて完成の予定です。あと、チンキの瓶に入りきらなかったドクダミはガレージ内に干しました。こちらはカラカラになったら炒ってドクダミ茶にする予定です。まだ、ガーデンにはドクダミが山のように生えていますが・・・・。
6月13日(金)
最高気温23℃、曇り
一部のバラやジャーマンカモミールは花期を終えました。樹木の花も、ヒメシャラの花やシルバープリペットはほぼ咲き終わり、舞い散ったものがたくさん園路に降り積もっています。終わる花あれば咲き始めるものあり。アナベルがたわわに白い花を咲かせ始め、ローマンカモミールやダイヤーズカモミール、ヤロウなども咲き始めています。木陰で咲いているピンクのユリが見事で目を引きました。

花期を終えたバラ(群舞)
収穫エリアでは、ミニトマトやキュウリが実をつけ始めました。ツルが伸びてきたので、支柱を長いものに交換し、横にも棒を渡して倒れにくいように固定し、さらに土が雨ではねて病気になるのを防ぐ目的もあり敷き藁をしました。目を引いたのはコールラビ。地上の茎がカブのように丸く肥大する一風変わった野菜で、色は白と紫の2色あり、とても鮮やかです。こちらも敷き藁しました。

夏野菜の支柱立て

コールラビ
春に種まきした苗をいくつか植えつけました。一つはヒョウタン。昨年はヘチマを誘引した棚を利用して育てる計画です。上からヒョウタンがぶら下がる光景がみられるでしょうか。そして、昨年種取りしたものから発芽した苗3種、ローゼル(ハイビスカス)、エビスグサ、モウカワタ(真岡綿) を適していると思われる場所に植え付けました。中でも注目は(自分としては)ローゼルです。昨年は苗から育てた一株からたくさん収穫できてティーも楽しめたので、今年はもう少し増やして会社のスタッフ全員でハーブティーを味わえるくらい収穫できたら最高だなーと思っています。まずは種とりから苗の植え付けまでこぎつけられたことが嬉しいです。

ヒョウタン

ローゼル
6月17日(火)
最高気温32℃晴れ
今季一番の暑さとなりました。日向での作業はかなり日差しがきつく感じました。そんな中でもアナベルのある風景はなんと涼やかに感じることでしょう。
今日は花期や収穫期を終えたものの整理もメインの作業となりました。メインガーデン入口の群舞の花ガラを剪定したり、ジャーマンカモミールを種をこぼしつつ片づけたり、スナップエンドウの種取りをしたり。景観を維持する意味もありますが、来期のため、次に植える植物のため、周りの植物の日当たりのため、地味ですが大切な作業です。
6月は収穫が目白押し!今日はタマネギを収穫。早生、晩生、そして赤玉と3種を収穫しました。大きさのばらつきはありますがどれもいい出来。間に植えたスイカが残されました。日がよく当たって元気そうで、これはこれから先の楽しみです。(タマネギがスイカのつる割れ病を予防する効果があることを期待して混植していましたが、収穫していなくなった後もその効果は続くのでしょうか…?)

タマネギ収穫(残っているのはスイカ)
ワイワイハーブサークルのナツグミが、まだ木全体は小ぶりながら赤い実が大豊作で、訪れたお客様も「見事ですね」と関心されていました。そのまま食べると渋いのですが、熱湯を回しかけると渋みがなくなって美味しく食べられました。Sさんは子ども時代にそうやって食べていたそうです。それを凍らせてもよさそうです。

ワイワイハーブサークルのナツグミ
ガーデン奥の梅が、今年はたくさん立派な実をつけています!もう少し黄色く熟すのを待って、来週収穫して梅シロップを作ることになりました。今日は落ちた実のきれいなものを下処理して冷凍しました。ついでにガレージの冷凍庫の結露とりと掃除も完了しました。
夏野菜がとれはじめ、今日はキュウリ、ミニトマト、ピーマンをちょっぴり収穫しました。ドクダミを干したものがカラカラに乾いてきたので、一部を炒ってみました。

炒ってドクダミ茶に
6月24日(火)
最高気温28℃曇り一時雨
曇り空で時折サーッと雨が降るような天気でした。蒸し暑く、蚊がたくさん寄ってきました。今日は待ちに待った(?)ウメ収穫の日。昨年とはうってかわって豊作のガーデン奥のウメの木の実をとりました。三脚に上って、もいだり、ゆすったり、叩き落したり。木の下で2人でブルーシートを持ってもらい、そこをめがけてウメを落としていきました。高い三脚の上での作業は慣れておらず、慎重にやりましたが少しこわかったです(笑)。
このウメでジュース(梅シロップ)を作る予定で、今日は傷んだものを除いて洗ってへたをとって冷凍するまでの作業をやりました。計ってみるとなんと5キロ超!冷凍庫がパンパンになりました。

収穫したウメの実
草が勢いを増し、収穫のエリアの非耕起エリアも作物がみえないほど覆われてしまいました。他にもエリアの境界線が草で見えなくなっているところもたくさん。草取りが間に合いません💦
ベルガモットが鮮やかな花を咲かせ始めました。ブルーベリーもたくさん実をつけています。虫にやられはじめたコールラビを初収穫!しました。はたしてどんな味なのでしょうか。

ベルガモット(モナルダ)
後日談:コールラビをサラダとぬか漬けで食べてみました。味には全く癖がなく、シャキシャキの歯ざわりでとても美味でした。ぬか漬けも絶品!カブのようですが株より歯ごたえがあって爽やかな食感でした。今後の定番にしたいと思います。