ハーブ辞典

ハニーサックル

表示名称
ハニーサックル
学名
lonicera periclymenum L.
和名
ニオイニンドウ
種別
スイカズラ科スイカズラ属
原産地
ヨーロッパ、日本、韓国、中国
利用部位
花言葉
愛の絆 献身的な愛 誠実
含有成分
精油、粘質物、配糖体、サリチル酸、インベルチン
症状・目的

学名のLoniceraはドイツの数学者・植物採集家A.Lonitzerの名前が語源です。属小名のcaprifoliumはラテン語のcaper(雄山羊)、folium,a,um(葉の)の合成語です。山羊が坂を上るように葉が這い上がっていく様子を例えて名付けられたもと言われています。

英名のHoneysuckleは古い英語のhunig(ハチミツ)とsucan(吸う、吸い込む)からの言葉で、ミツバチが花の蜜を吸うために集まる事からついた名前です。和名のスイカズラは、花冠が蜜を吸う時の唇の形に似ている事や、花の奥に甘い蜜があり、子どもたちが花をとって吸うことから付いた名前と言われています。
ハニーサックルは、あたりに漂う甘い香りの花を沢山つけ、花弁は外側が赤、内側が白く、受粉すると黄色に変わります。イギリスの医学者バッチ博士は現実を見ず過去の甘い思い出の中で生きている人にフラワーレメディー(自然療法)を処方し、現実の変化を受け入れ生きる喜びを与えるものと考えていました。

美容/健康に関するコラム

花のシロップを呼吸系の疾患に飲ませ、葉のお茶やチンキにも使用します。葉と花には利尿作用があり、体液鬱滞を減らし、結石や痛風を抑えます。葉は肝臓や脾臓と相性がよく、消化を促進し、穏やかな緩下剤としても利用できます。ハニーサックルは神経系に対する鎮静作用があるので、喘息や頭痛、胃痙攣のように、不安や緊張が症状を悪化させている場合に有効です。