ハーブ辞典

ミント

表示名称
ミント
学名
Mentha
和名
ハッカ(薄荷)
種別
シソ科ハッカ属
原産地
温帯地域、ヨーロッパ、アフリカ
利用部位
花言葉
永遠の爽快 美徳
含有成分
精油、フラボノイド、タンニン、カロチノイド、フィトール、フェノール酸、ロズマリン酸
作用や働き

ミントは平滑筋を弛緩させ、胃痛、疝痛、腹部の膨満、胸やけ、胃弱、食欲不振や小児の発熱性疾患や胃炎、しゃっくり、吐き気、乗り物酔い、喉の痛みにも効果を発揮しました。肝臓の浄化や胆石にも使用されました。

学名のMenthaはギリシャ語のminthe、minthosはハッカの類、起源は地中海沿岸地方語、またはラテン語のmente(思考)を意味する言葉から由来しています。ギリシャ神話の女神メンテーがある時冥界の王ハーデスと恋をしましたが嫉妬をしたハーデスの妻に殺されそうになります。ハーデスは慌ててメンテーを植物に変えたのがミントと言われています。ハーデスはこの植物に甘い香りを与え密かに慈しんだと言われています。

古くからミントの治癒力は知られており、疲労回復や痙攣にも利用されました。頭痛の際にもミントの精油を利用すると即効性があります。集中力を増すためにも適しており学生には最適の治療薬です。

美容/健康に関するコラム

ミントの爽快さは皮膚でも感じる事ができます。マッサージオイルにペパーミントを加えると熱を持って痛む筋肉やむくんだ足を冷やします。強力な鎮痛作用があり生の葉をつぶしてあてたり、ローションに精油を加えたりすると痛みをやわらげます。内服するとリラックス作用があり不安をやわらげてくれます。喘息の気管支狭窄をやわらげ不眠症を緩和してくれます。風邪で咳がひどく眠れない場合などにもティーや精油を用いると症状を緩和する事が出来ます。