ハーブ辞典

マロウ

表示名称
マロウ
学名
Malva sylvestris
和名
ウスベニアオイ(薄紅葵)
種別
アオイ科ゼニアオイ属
原産地
ヨーロッパ(イギリス)
利用部位
葉 花 根
花言葉
柔和な心
効果・効能
含有成分
粘液質、アントシアニン、タンニン
症状・目的

コモンマロウはブルーマロウの事を主に言いますが、ウスベニアオイ(ウスベニタチアオイ)のアオイ科(Malvaceae)の仲間であるマシューマロウやホリーホックなども同じような薬効をもたらします。このmalvaという言葉の語源はギリシャ語のmalakosで「柔らかい」あるいは「柔らげる」を意味しこれらの粘滑作用や緩和作用を示しています。
古代ギリシャ人やローマ人にとって、アオイ科の植物は野菜であり薬草でした。柔らかな葉や若芽は食用になりなました。薬用としては消化器、呼吸器、泌尿器の不調を和らげるために用いられてきました。冷却効果を持ち過剰な熱感や炎症がある場合に使用されました。喉の痛み、口腔の諸症状、歯茎の腫れが見られる時にうがい薬として利用できます。

美容/健康に関するコラム

皮膚疾患(やけど、日焼け、湿疹、虫さされなど)には葉を外用薬として利用する事が出来ます。かつては打ち身、ねんざ、関節痛、筋肉痛に使用されました。葉や砕いた根はとげを抜いたり、おできや皮膚の炎症や膿を出すための温シップ剤としても利用されました。