ハーブ辞典
ウメ
- 表示名称
- ウメ
- 学名
- prumus mune
- 和名
- ウメ(梅)
- 種別
- バラ科サクラ属
- 原産地
- 中国など
- 利用部位
- 果実
- 花言葉
- 上品
- 含有成分
- クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、カルシウム、カリウム、リン、鉄、ビタミンA・B1・B2・Cなど
- 作用や働き
中国から梅が伝わったのは「烏梅(うばい)」という漢方でした。5~6月頃の青い梅の実を収穫し薫製にしてから乾燥させたものが烏梅です。烏梅は表面が黒く、強い酸味があります。また青い果実をすりおろして果汁を搾り、煮詰めてあめ状にしたものが梅肉エキスです。烏梅は解熱、咳止め、下痢止め等を目的に処方されます。
家庭では咳止め、解熱として梅干しをホイルに包んで蒸し焼きにしたものに熱湯を注ぎ飲用します。梅肉エキスは湯でうすめて下痢の時等に用います。
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本コンテンツ(ハーブ事典)の内容は一般的な情報で、その効果や合法性、正確性、安全性を保証するものではありません。 効能効果は個人の体質や体調によって異なります。使用はご自身の責任でお願いいたします。 使用後に異常があった場合、すみやかに医師の診断を受けるようにしてください。 使用後のトラブルに関して、当社は一切の責任を負いかねます。 以下の場合は使用を避けてください。
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参考文献
- 「メディカルハーブの辞典」 林真一朗著/東京堂出版
- 「プロフェッショナルハーブ療法」 アン・マッキンタイア著/産調出版
- 「アロマ&ハーブの教科書」 佐々木薫著/PHP研究所
- 「基本ハーブの事典」 北野佐久子編/東京堂出版
- 「ハーブ学名語源辞典」 大槻真一郎、尾崎由紀子著/東京堂出版
- 「ハーブ事典ハーブを知りつくすA to Z」 レスリー・プレムネス編/文化出版局
- ハーブの図鑑/蓼科ハーバルノート 萩尾エリ子著/池田書店
- オーガニックハーブ図鑑/Jekka Mcvicar著/文化出版
- ケモタイプ精油小事典/ナード・アロマテラピー協会
- ナードアロマテラピー協会テキスト/ナード・アロマテラピー協会
- ハーブ/萩尾エリ子著/池田書店
- ハーブの写真図鑑/レスリー・ブレムネス著/日本ヴォーグ社
- ハーブの薬箱/エリコ大島バークレー著/文化出版局
- ハーブハンドブック/監修ハーバルノート/池田書店
- ハーブ大全/リチャード・メイビー著/小学館
- バッチ博士の花療法 フラワーレメディ/山本沙夜著/グラフ社
- フラワー療法事典/アン・マッキンタイア著/ガイアブックス
- まるごとハーブBook/主婦の友生活シリーズ
- メディカルハーブ/ペネラピ・オディ著英国ハーブソサイエティ編/日本ヴォーグ社
- メディカルハーブ事典/日経ナショナルジオグラフィック社
- 園芸植物大事典/小学館
- 家庭で使える薬用植物大事典/田中孝治著/家の光協会
- 花のもつ癒しの魅力 フラワーヒーリング図鑑/アン・マッキンタイア著/ガイアブックス産調出版
- 花の神話と伝説/C・M・スキナー著/八坂書房
- 願いを叶える魔法のハーブ事典/スコット・カニンガム著/パンローリング株式会社
- 救民妙薬注解/水戸市医師会
- 香りの精油事典/太田奈月著/株)BABジャパン
- 雑草の呼び名事典/世界文化社
- 自分で採れる薬になる植物図鑑/増田和夫著/柏書房
- 自分で採れる薬になる植物図鑑/柏書房
- 心と体に効くハーブ読本/佐々木薫著/PHP
- 身近な薬用植物/指田豊、木原浩著/平凡社
- 世界薬用植物百科事典/A.ジェヴァリエ原著 難波恒雄監訳/誠文堂新光社
- 日本のハーブ事典/村上志緒著/東京堂出版
- 日本の薬草/指田豊監修/学研
- 日本人が大切にしたいうつくしい暮らし/井戸理恵子著/かんき出版
- 薬になる植物図鑑/柏書房
美容/健康に関するコラム
梅干しは日本独特の保存食です。梅干しの酸っぱさは、納豆の味やにおいより苦手な外国人も多いようです。強い酸味に殺菌・防腐効果があるため食品の保存に用いられ、また胃腸の働きを即すので食欲増進にも効果があるとされます。
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梅は中国原産で薬用として親しまれ、平安時代頃に日本に伝わったとされています。しかし薬効ばかりではなく、その花のもつ気品や美しさから漢詩や和歌などの題材とされてきました。「東風吹かば、匂いおこせよ、梅の花、主無しとて、春を忘るな」と菅原道真公が和歌を呼んだ事でも知られています。
毎年一番に春が来た事を教えてくれる樹木のひとつとして現代も多くの日本人に愛されています。茨城県水戸市の偕楽園は3,000本の梅を楽しむことができる名所として江戸時代より親しまれています。甘い香りとともに梅の花に来るうぐいすの声を聞くと風流な春の情緒を楽しむ事ができます。