ハーブ辞典

フランキンセンス

表示名称
フランキンセンス
学名
Boswellia carterii
和名
乳香
種別
カンラン科ボスウェリア属
原産地
紅海地方~アフリカ北東部
利用部位
樹脂
含有成分
ボスウェル酸、フェランドレン、精油:モノテルペン炭化水素類(α-ピネン、リモネン、β-ミルセン、α-ツヨネン、サビネン、パラシメン、β-シネン、α-フェランドレン)、セスキテルペン炭化水素類(+)(β-カリオフィレン)

北アフリカ~中東の暑く乾燥した地域で育つ小高木で、キリスト誕生の際に贈り物の一つとして捧げられたとされ、最も古くから使われている香料の一つです。樹皮に傷をつけると乳白色の汁が分泌され、それが硬化すると茶色の樹脂となり、お香や薬として用います。

美容/健康に関するコラム

樹木自体は日本ではほとんど栽培されていないため、精油を購入して芳香浴やアロマバス等に利用するのがよいでしょう。お香のような甘い木の香りは雑念や不安を鎮め、心を平静に導いてくれます。呼吸器系の改善に役立つ作用も多くあり、肺を浄化し、鼻水・鼻づまり・たん・咳を改善するといわれます。