ハーブ辞典

ニッケイ

表示名称
ニッケイ
学名
Cinnamomum sieboldii Meisn.
和名
ニッケイ、ニッキ、二ホンニッケイ
種別
クスノキ科クスノキ属
原産地
中国、ベトナム
利用部位
根皮
効果・効能
含有成分
精油(ケイヒアルデヒド、オイゲノール、シネオールなど)

「ニッキ」としてお菓子などでおなじみのニッケイは、南アジア原産の高さ10~15mになる常緑高木。枝、葉、根に芳香があり、葉は互生し、3本の明瞭な葉脈を持ちます。シナモン(セイロンニッケイ、カッシア)、ヤブニッケイも同じクスノキ科の「ニッケイ」の名がつく仲間で、同じように3本の葉脈を持ち、芳香があります。ニッケイは江戸時代に日本に渡来し、鹿児島、高知などの暖地で栽培されていましたが、現在は需要が少なくなり野生化しています。

美容/健康に関するコラム

6~7月に先端部の細い根を掘り取って水洗いし、たたいて皮をはがして天日干しします。これを「日本肉桂(にほんにっけい)」または「日本桂皮(にほんけいひ)」といい、食欲不振や消化不良には、粉末0.5~1gを1日量として2回に分けて食前に水で服用します。かつて日本の駄菓子屋では根の皮を乾燥させたものが小束で「ニッキ」の名で売られていました。