ハーブ辞典

パチョリ

表示名称
パチョリ(パチュリ)
学名
Pogostemon cablin (Blanco) Benth.
和名
種別
シソ科ミズトラノオ属
原産地
インドネシア、中国、フィリピン
利用部位
地上部
含有成分
精油(パチュリアルコール、α-グアイエン、セイケレン、β-パチュレン)

エキゾチックで濃厚な香りの精油で知られる植物で、インドなど熱帯アジア原産の多年草で耐寒性がないため、日本では屋内で越冬させます。秋に淡紫色の特徴的な香りのある花をつけます。防虫作用があるため、乾燥した葉をサシェにして衣類の虫除けに使われ、葉を揉んだものを虫刺されの薬として使われてきました。全草を乾燥させたものを生薬名で霍香(カッコウ)といい、日本ではお香として使われます。

美容/健康に関するコラム

パチョリには抗炎症作用、皮膚の再生を助ける働きがあるため、アロマセラピーでは湿疹や肌のひび割れなどのお手入れに利用されます。顔がカサつくときには、洗面器に熱めのお湯を入れ、パチョリの精油を2滴ほどたらし、フェイシャルスチームを行うのもよいでしょう。(※必ず目を閉じて行ってください。火傷しないように十分気をつけましょう。)