ハーブ辞典

ハトムギ

表示名称
ハトムギ
学名
Coix lachrymal-jobivar. ma-yuen Stapf.
和名
ハトムギ、シコクムギ
種別
イネ科ジュズダマ属
原産地
中国南部~インドシナ半島
利用部位
種子
含有成分
デンプン、ラクトン(コイクソール)、多糖類(コイキサンA、B)、脂肪油(ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などのギリセリド)、ビタミンB1、B2、鉄、グルタミン酸、ロイジン、バリン、チロシン

高さ70~150cmの1年草。ジュズダマの亜種で、見た目はよく似ていますが、ハトムギは実が柔らかくて砕けやすいためビーズ遊びなどには向きません。また、ジュズダマは多年草なのに対してハトムギは一年草で、種子で繁殖します。利用の歴史は古く、中国最古の薬物書にも生薬名「ヨクイニン」で記載があります。日本では江戸時代には栽培されており、白粉(おしろい)の原料でもありました。美白、美肌によいことはよく知られ、現代でも化粧品や石けんなどに配合されています。

美容/健康に関するコラム

9月~10月頃、全体の7割ほどの粒が茶色になったら収穫して2、3日ほどそのまま干します。脱穀し1週間ほど日干しにした種子を、茹でてサラダに加えたり、炊いてお粥に利用します。また、殻付きのまま炒った種子を煎じハトムギ茶として飲用すると、美白、美肌、滋養強壮に良いとされます。