ハーブ辞典

スイカズラ

表示名称
スイカズラ
学名
Lonicera japonica
和名
スイカズラ、ニンドウ(忍冬)、キンギンカ(金銀花)
種別
スイカズラ科スイカズラ属
原産地
日本
利用部位
花、葉、茎
含有成分
茎葉:フラボノイド配糖体(ロニセリン)、トリテルペノイドサポニン(ロニセロシドA,B,C)など 花:セレブロシド類(ロンジャポニンA1~A4,B1.B2など)

日本全国の山野や道端にみられる常緑つる性低木です。日当たりの良い場所を好み、周囲の木などに絡みついてよく伸びます。5~6月頃、葉の根元から2個の花が対になって香りのよい花を咲かせます。花の色は初め白く、だんだんと黄に変化します。白と黄の花が混じって咲いている様子から「金銀花」ともいわれます。また、常緑で冬でも葉が緑を保つことから「忍冬」ともよばれます。スイカズラ属(Lonicera)はおよそ180種が北半球に分布し、英名で「ハニーサックル」と呼ばれ、ヨーロッパでは園芸品種も多く存在し、観賞用としても栽培されています。

美容/健康に関するコラム

開花期の花と蕾を採取し、ホワイトリカーと砂糖で漬け込んでつくる「忍冬酒」は、むくみや風邪に効果があるといわれ、スイカズラの甘い香りを楽しめるおすすめのリキュールです。葉と茎を天日干しで乾燥させ、煎じて入浴剤にすると、腰痛や湿疹、あせも、ただれに効果があり、肌を美しくするといわれています。