ハーブ辞典

マートル

表示名称
マートル
学名
Myrtus communis L.
和名
ギンバイカ(銀梅花)、イワイノキ、ギンコウボク
種別
フトモモ科ギンバイカ属
原産地
地中海沿岸、西アジア
利用部位
葉、花、果実
含有成分
ミルテニルアセテート、α‐ピネン、1,8-シネオール、リモネン、ゲラニオール、酢酸マーテル

高さ2~3メートル、日当たりの良い場所を好む常緑低木です。密生する葉は光沢があり、揉むと芳香が漂います。5月~7月に、5枚の白い花弁とたくさんの長い雄しべが印象的な花を咲かせます。ギリシャ神話や旧約聖書にも登場する植物で、美の女神ヴィーナス(アフロディテ)と関わりが強く、愛の象徴であり、女性の純潔を表すマートルは、ドイツやイギリスでは花嫁の冠やブーケに用いる風習があります。地中海地域では庭木、特に生垣として多く用いられています。

美容/健康に関するコラム

葉や花は乾燥させてポプリに。葉には殺菌作用、収れん作用があるので、煎じ液にして打ち身や痔に用います。