【第10回】富良野自然塾を開催しました
こんにちは!スタッフ疋田です。
朝晩はやや冷え込み、一日の気温差が大きくなってきましたね。
体調を崩しやすい時期ですので、皆さまご自愛くださいませ。
さて、本日は先月9/12(火)に開催されました
富良野自然塾「環境教育プログラム」の様子をご報告いたします!
鈴木ハーブ研究所では、弊社社員だけでなく学生さんや地域の方々を対象にした体験型ワークショップ「環境教育プログラム」を2011年より行っております。
今回も、NPO法人富良野自然塾より中島吾郎氏を講師としてお迎えし開催いたしました。
第10回目となる今回は、弊社社員、インターンシップの学生、東海村役場職員の方だけでなく、東海村自然倶楽部や東海村スマホクリエイターズLabメンバーなど、たくさんの地域の方々にご参加いただきました。
プログラム前半
前半のプログラムは『持続可能な社会に向けて』というテーマで、座学を中心に行いました。
富良野自然塾で普段行われているプログラムの紹介や体験を通して、地球の歴史や今の地球環境がどうなっているのか?を学んでいきます。
午前中のプログラムで印象的だったのは「体験する」を大切にしていた点です。
プログラムの中では、参加者自身が「空気の大切さ」を感じるために「息を止める」時間がありました。
実際に息を止めることで「酸素がないと1分程度で苦しく感じること」「生きていくには空気が必要不可欠だということ」が実感できますよね。
このように、参加者自身が体験しながら説明を受けることで、
・富良野自然塾の活動はどんなものなのか?なぜそれを行うのか?
・SDGsとは?
といった内容をしっかりと理解でき、当事者として環境について考えを深める時間になっていました。
午前中最後のプログラムは「地球の道」です。
「地球の道」とは地球46億年の歴史を道に置き換え歩くプログラムのことで、今回は弊社併設のガーデンで46mの道に置き換えて歩きました(富良野では460mの距離を歩くそうです!)
地球誕生から現在までを46mの道に置き換えると、人類が誕生したのは現在からわずか2mm前の出来事(!)
地球と比較すると人類誕生の歴史がいかに短いものか、そして人類誕生後の短い時間で、地球環境がいかに変わっているかを改めて感じさせられますね。
ガーデンを歩いたあとは室内に戻り、ネイティブアメリカンの残した「地球は子孫から借りているもの」という言葉のお話をしていただきました。
私たちが今生きている地球、所有している土地などは“過去から引き継いだもの“と考えがちですが、過去から引き継いだものではなく“未来に生きる子どもや孫たちから一時的に借りているもの”という考え方だそうです。
自分たちの世代が幸せなら良い、と考えるのではなく、自分の子ども世代や、さらに次の世代を生きる人たちのために今できることを考え、行動に移していくことが大切ですね。
プログラム後半
午後は初の試みである「環境についてのグループワーク」を行いました!
参加メンバーを3つのグループに分けて進行していきます。
まずは、”6種類の「液体を入れる容器」について長所を洗い出し、「自分が環境に配慮するイベントを開催するとして、来場者に飲み物を提供する」”という前提で優先順位を付けていくワークから取り組みます。
「環境に配慮する」という同じ意識を持っていても、グループや人によってさまざまな考えや捉え方があることが分かるワークになっていました。
午前と午後に分けて行ったプログラムもいよいよ終盤。
最後は「これからの自分の仕事、生活の中でできることを見つけていく」ワークです。
衣・食・住・仕事の4つのカテゴリに分けて、環境に関して普段疑問に思っていること、気になっていることなどを洗い出し、それを解決する方法を考えていきます。
グループによって内容が異なるのはもちろんのこと、1つのグループの中でもさまざまな意見が出ていました。
グループ内で話し合ったり、お互いに他のグループの内容を見ることで活発な意見交換が行われていました。
最後に、講師の中島吾郎氏からこんなお話がありました。
“何を課題と捉えるか?は人それぞれで、環境のためにできることも人それぞれ。
ですが、大切なのは「実際に行動に移すこと」、「さらにそれを発信して広めていくこと」です。”
今回の富良野自然塾プログラムも地球や自然環境と向き合うとても貴重な時間となりました。
鈴木ハーブ研究所はこれからも、持続可能な社会を作っていくためにできることを一人一人が考え、未来から微笑みかけられる企業になるために、環境、人、地域に真摯に向き合い、未来へつなげる“思いの輪”を広げて参ります。