紫外線はお肌の大敵!PA?SPF?正しい知識とケアでUV対策を!
4月は、花や木々たちもにぎわい、晴れた日の休日は外にお出かけするのがワクワクしますね! ただ、気になるのは、眩しく照り付ける太陽・・・ そう紫外線です。 実は、紫外線は肌に乾燥をもたらし、老化を加速する大敵なのです!! また、紫外線の強い時期は夏だけと思われがちですが、実は4月から8月にかけて増加します。 そして意外な落とし穴が曇りの日です。 雲があるため、太陽光を遮ると思われがちですが、実際には曇りでも、 快晴時の8~9割の紫外線が雲を通過して地上に届いています。 今回は、そんな紫外線に対する基礎知識についてまとめました。
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UVって何?正しい知識とケアで対策を!
まずは、紫外線が、お肌にどんな悪さをするかです。
紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短く、エネルギーの高い光を指します。
UVというのは、紫外線を英語で言ったultravioletの略です。
紫外線はUVーA、UV-B、UV-Cの3種類に分けられます。そのうちA、B波が地上に届いています。
・UVーA(長波長)・・・肌の表面を通り抜け、真皮まで到達します。
じわじわと肌の奥深くまで浸透し、真皮にあるコラーゲン・エラスチン繊維を破壊し、シミ・シワ・たるみなどの老化の原因になります。
・UV-B(中波長)・・・主に皮膚を赤くさせ火傷(サンバーン)を引き起こします。
肌が赤くなって水ぶくれを起こす「日焼け」はUV-Bが原因とされています。
UV-BはUV-Aと波比べると地上に届く量は10%にも満たないのですが、
人体に与える影響はUV-Aの600倍~1,000倍と言われています。
・UV-C(短波長)・・・オゾン層に遮られ、地上には届きません。
波長の短いものほど、人体に与える影響は大きく、そういった意味では、UV-Cが最も危険と考えられます。
皮膚がん発症するリスクが増加します。
そして、どの紫外線も、いわゆる「日焼け」の原因となります。
「日焼け」には2つの種類がある!
「日焼け」は、赤くなっても黒くなりにくかったり、赤くならずにすぐ黒くなったりと、人によってタイプが分かれます。
①UV-Bを浴びた直後に現れる「赤い日焼け」(紅斑)を「サンバーン」といいます。
ひどくなるとヒリヒリしたり水ぶくれができたりします。海水浴 などで真っ赤に日焼けするのはサンバーンです。
②もう一つ、赤い日焼けが消失した数日後に現れ、数週間から数ヶ月続く「黒い日焼け」を「サンタン」といいます。
UV-A、UV-B両方の影響です。
メラニン生成により、肌が黒くなり、シミの原因になります。
日焼け止め化粧品に書いてある、「SPF」「PA」って何?
日焼け止め化粧品に、SPF、PAという表示があります。
それぞれの意味を知って、日焼け止め化粧品を選ぶときの参考にしましょう!
つまり、UV-Bを浴びることで肌が赤くなり、ヒリヒリする「サンバーン」を起こすまでの時間を何倍にのばせるかの目安となるものなのです。
日焼け対策アイテムを選ぶときに注目して欲しいのが、SPFの横に記載されている数字です。
この数値の大きさによって、その日焼け対策アイテムがどのくらいUV-Bを防ぐことができるかがわかります。
SPF1=約20分、UV-Bを防ぐとされています。
つまりSPF1は、日焼け対策アイテムを何もつけない状態より、日焼けを約20分遅らせるということを表しているのです。
例えば、SPF30の日焼け対策アイテムの場合、約20分×SPF30=約600分。
つまり10時間日焼けを防ぐということになります。
PAとは、UV-Aを防止する効果の強さを+の数で示したもので、
プラスの数は+(1個)~++++(4個)まであり4個が最も強力です。
紫外線による影響を防ぐには5つの注意点
では、普段の生活に取り入れやすい紫外線予防について、5つの事に注意しましょう!
①紫外線 の強い時間帯の外出を避けましょう。
※朝10時から夕方4時頃までは1日のうちでも紫外線が強い時間帯です。
②外出時には、日傘を使い、帽子をかぶりましょう。
③袖や襟のついた衣服で覆いましょう。
④外出時には、サングラスをかけましょう。
※紫外線は眼からも取り込んでしまいます。
⑤日焼け止め化粧品を上手に使いましょう。こまめな塗り直しも大切です。
紫外線は悪いだけではない!
紫外線の悪いところばかりお伝えしてしまいましたが、実は、健康のためには紫外線も必要です!
ビタミンの中でも、過去には働きがあまり知られてこなかったビタミンD。
紫外線を浴びることによって体内で作られる唯一のビタミンで、
骨の形成のサポートや免疫力を高めるほか、肌細胞の成長も促します。
紫外線のメリットとデメリットをよく理解して、UV対策をしっかり心がけてください!