ハーブ染めワークショップイベントを開催しました!
こんにちは!スタッフ疋田です!
ハーブの日である8月2日(金)に、本社にてハーブ染めワークショップイベントを開催しました。
◆ハーブ染めとは?
ハーブ染めは草木染めとも言い、自然の植物を使って布や糸、紙などを染めることです。
鈴木ハーブ研究所では、人にとって有用な植物全てをハーブと捉えています。
今回のイベントには地元の小学生など7名にご参加いただきました。
ワークショップのテーマは「アップサイクルを楽しく学べるハーブ染め」。
アップサイクルとは、「捨てられるはずのものに新たな価値を与えて再生させる」こと。
そのため、本来なら廃棄されてしまう材料を使用してハーブ染めを行いました。
【使用した材料】
・パイナップルの不可食部分(皮・芯・葉)
・ガーデン剪定時にカットしたローズマリー
・ウェディングドレスを作る際の型取りに使用した綿生地布(本来であれば捨てられるもの)
・鉄媒染液、銅媒染液(色を定着させる媒染の工程で使用します)
・輪ゴム
・無調整豆乳
上記の材料を使用して染め上がった布がこちら!
参加した子どもたちからは、「輪ゴムで模様を作れたのが楽しかった」「媒染液の違いで色の変化が出るのが楽しかった」などの感想をいただきました。
このワークショップがアップサイクルについて考えるきっかけになっていたら嬉しいです。
ハーブ染め(草木染め)は、玉ねぎの皮、ナスの皮、アボカドなどを使ってご自宅でも比較的簡単に行うことができます。
使う材料や組み合わせによっても色の変化が楽しめるので、夏休みの自由研究にもピッタリです♪
ご参考までに、今回のワークショップでのハーブ染めの手順を記載いたします。
ぜひご自宅でもチャレンジしてみてくださいね!
【下準備】
豆乳:水=1:1の液に布を30分ほど浸す。その後水気を絞り、乾かす。
※植物由来の生地(綿、麻など)に色を入れやすくするために行いました。動物由来の生地(シルク・ウールなど)はこの工程がなくても染まりますが、より色を綺麗に入れたい方は下準備を行うことをおすすめします。
工程
①パイナップルの不可食部、ローズマリーを細かく刻み洗濯ネットに入れ鍋に入れる。材料が隠れる程度の水を入れ、重曹を適量入れ2~3時間ほど煮て染色液をつくる。
②仕上がりの柄をイメージして、布を輪ゴムで結ぶ。
③①の染色液に②の布を入れ、30分ほど煮る。まんべんなく色が入るよう、ときどきかき混ぜる。
④30分ほど煮た後、鍋から取り出し軽く水洗いする。
⑤水気をしっかり絞り、水で希釈した媒染液に30分ほど浸ける。
※濃度は媒染液の種類により異なるため、媒染液の種類やお好みで調整してください。
⑥媒染液から取り出し、水洗いする。しっかりと水気を切った後、輪ゴムを外し布を乾かして完成。
身近なものや、捨ててしまう材料を使ってこんなに素敵な仕上がりになるなんて驚きですよね!
興味が湧いた方はぜひチャレンジしてみてくださいね♪