あなたは大丈夫?シワを作ってしまう間違ったお手入れ

40歳を超えたあたりから、どうしても気になってしまうようになる顔のシワ。 そもそも、シワの原因をご存知でしょうか?  年齢を経るごとに、お肌のハリをたもつコラーゲンやエラスチンが減少して生きます。生成する量よりも減少量が増えてしまうのです。 そして、紫外線や乾燥などによるダメージの蓄積、女性ホルモンの減少などにより、シワのできやすさが加速していくのです。 小じわのうちは改善できるかもしれませんが、一度くっきりと刻まれた大きなシワは、完全に治すことは難しくなります。 そのため、大きなシワができる前に正しいケアを行うことが非常に重要なのです。

コスメコンシェルジュ(日本化粧品検定協会認定)
片岡 祥幸
「鈴木ハーブ研究所」で
健やかな素肌で毎日を笑顔で過ごせるよう
肌悩みに関するお手入れの方法やアドバイスなどを日々発信。
さまざまな肌トラブルに悩まれている方の助けになるよう日々業務に励んでいる。

シワのケア=クリームは実は間違い?

では、正しいシワのケアとはどういったものでしょうか?

シワ対策のエイジングケア化粧品は、クリームタイプのものが多いですね。シワのケアには、クリームが最適だと考えている方は多いでしょう。 実は、クリームによるシワのケアはあまりおすすめできません。

クリームはお肌の奥まで浸透しづらく、表面的なケアになりがちです。表面的な乾燥小じわには、確かにクリームは効果的かもしれませんが、大きなシワには十分な効果を得られない可能性が高いのです。

大きなシワは、角質層の奥にある真皮まで達しています。表面だけのケアをしても、なかなかシワを改善できないのは、そのためです。 表面だけ保湿しても、お肌に本来備わっているハリを保つ機能までは蘇りません。

お肌が自分でハリやみずみずしさを保てるようにするケアが、正しいシワ対策と言えます。

間違ったケアがシワの原因になる?

できてしまったシワを改善すること、これ以上悪化させないことはもちろん第一条件。 だけど実は、正しいシワのケアが重要になる理由は、もうひとつあります。

それは、間違ったケアをすることによって、かえってシワを増やしてしまうことになるためです。 クリームやジェルなどを塗る時、どうしてもお肌には少なからず摩擦が生じることになります。テクスチャの固いクリームだとしたら、なおのことです。実はこの摩擦が、シワの原因になってしまうのです。

肌をこするようなケアはNG

お肌はとてもデリケートです。クリームをよく擦りこもうとするのはNGです。もちろん、ほうれい線が気になるからと、強い力でお肌を持ち上げるようなマッサージも行わないようにしましょう。シワを伸ばそうとぐいぐいお肌を引っ張るようなやり方は悪化する一方です。

やさしくマッサージするようにケア

目の周りは中央から外側へ、頬は中心から外側、下へと縁を描くように、表情筋にそって優しくマッサージしましょう。乾燥したままの手やお肌では肌を痛めるので、摩擦を少なくするオイルなどを使うのが効果的。 洗顔する時も、ゴシゴシ洗いは厳禁です。泡を作って優しく包み込むように洗いましょう。

おすすめのシワケアは浸透率の良い美容オイル

シワのケアには、どんな化粧品を選ぶのが最適なのでしょうか? クリームは表面的なケアに陥りがちで、テクスチャーが固ければかえってシワの原因になることも。 では、どんなシワ対策化粧品を選べば良いのでしょうか?

オイルタイプの化粧品がおすすめ!

おすすめはオイルタイプです。

美容オイルを化粧水の前に使うことで、表面だけにとどまっていた保湿成分を、肌の奥、角質まで届けやすくすることができるのです。 とはいっても、どんなオイルでも良いというわけではありません。きちんと選ばなければ、結局表面的なケアにしかならないのです。

肌の中に保湿・美容成分を引きこむには、成分の分子サイズと高い浸透力が不可欠となります。 これらがしっかりしていることで、化粧水の成分はお肌に浸透してくれます。

まとめ:シワの改善には美容オイル!

効果の高いオイル選びのポイントは分子の大きさ

分子が小さすぎれば、オイルだけが角質の内側にいってしまい、化粧水は表面に残ったままになってしまいます。逆に、分子が大きいと、オイルは肌の表面に残ってしまい、化粧水と二層になってどちらも上手く吸収してくれません。

肌内部までうるおい成分を導き、油分と水分どちらもバランスのとれた状態にすること。 そうすれば、お肌は自らハリと弾力を保つことができます。 こうした肌内部の根本ケアに着目した美容オイルが、シワの改善にはおすすめです。

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