ハーブガーデン作業日記
*2024年6月編*

スタッフ家田です。引き続き、ガーデン作業の様子をお伝えします。

6月4日(火)

オープンガーデンの時は旺盛だったバラ(群舞)やジャーマンカモミールはほとんど咲き終わり、つぼみだったニゲラやヤロウが美しい時期を迎えています。イングリッシュラベンダーやアナベルはこれからです。オルラヤはもう種になり始めています(増えすぎたので早く整理しなくては)!

ニゲラ

ニゲラ

ヤロウ

ヤロウ

最近、手入れの仕方にちょっとした変化のみられる、菜園エリア。コンパニオンプランツも意識しながら異なる種類を寄せ植えしたり、一部草を抜かずに根を残してカットしたり。Tさんが植えた、トマト、チャイブ、バジル、イタリアンパセリの混植はうまく育っているようです!

コンパニオンプランツを意識した寄せ植え

コンパニオンプランツを意識した寄せ植え

今日はタマネギを収穫し、スナップエンドウの種取りをして片付けました。新たに植えたヒョウタンとヘチマ、残念ながらヒョウタンの株は残っているもの0(ゼロ)。ヘチマはわずかに残った3株を大事にしたいところです。空いたところに何を植えるか、検討中です。

畑の中で、日当たりの違いでだいぶ生育に差が出るので、適したものを考えなくてはなりません。

6月11日(火)

朝から陽射しが強くすでに暑く感じました。そして、久しぶりの暑さの中での作業で、私はバテ気味でした。そんな中、TさんとSさんは朝からシャキシャキ動いて元気で圧倒されました。もっと体力と気力を充実させたいと思いながら作業しました。

メインガーデン入り口の塀のバラ(群舞)が完全に咲き終わったので花ガラを摘みました。葉がカビのような黒い斑点にやられている部分があり、そちらは剪定で切り落としました。

花期が終わりを迎えそうなジャーマンカモミール。今咲いている花はもったいないので、キレイな花だけ摘み取りました。お茶用に花だけ摘んだのと、クラフト用に茎も少し入れて摘んだのと、2種類作りました。3人で取り組んで1時間以上!かなり根気と時間を要する作業でしたが、収穫量は思ったより少なく感じました。ですが、整理する前に無駄なく採取できてよかったと思います。茎を入れて切り取ったものは、シリカゲルで乾燥して、ジェルランタンの花材に活用する予定です。

収穫したジャーマンカモミール

収穫したジャーマンカモミール

他に、小さなヒマワリのようなダイヤーズカモミールと、不思議な形の花ニゲラも花材として摘み取りました。

ダイヤーズカモミール

ダイヤーズカモミール

タネまきして作っておいた苗でまだ植えていなかったものを少しずつ植え付けています。今日はナスタチウムの残り(かなり徒長気味、花はまだ)とライ麦、アイスプラント、スイートバジルの苗などを植え付けました。ライ麦とアイスプラントは初めてなので、うまく育ってくれるか楽しみです。

6月19日(水)

昨日の肌寒い雨の日から一転、太陽がまぶしい夏日となりました。でも耐えられないほどの暑さではないと感じました。木陰は心地よく、また、木漏れ日にアナベルがとても似合い、いかにも6月という感じがしました。アナベル

Tさんが苦労して入手してきたバタフライピーの苗の植え付け。ファミリーガーデン、畑の脇など何ヶ所かにわけて。夏の主役を張る紫の花が楽しみです。

バタフライピー植え付け

バタフライピー植え付け

先週、「水戸藩にまつわる薬草園の会」でいただいた、ベニバナとモウカワタ(真岡綿)の苗を、薬草・薬木のエリアに植え付けました。ベニバナは春にタネをまいたのですが、いつのまにか他のものに圧倒されて、なくなったのか、見えなくなったのか・・・?というところだったので、今回は園路際のわかりやすい場所に植えました。モウカワタは2株なのですが、どうか生き残ってフワフワの綿がみられるよう願います。ベニバナとモウカワタ

3年ぶりにラッキョウを掘りました。掘って土を戻して、仕分けする作業は、意外と大変!収穫したラッキョウは小ぶりで、ツヤツヤとしてとても美味しそう!収穫後も成長を続けてしまうので、早めに調理するのがコツだそうです。(この日は疲れて無理でしたが、次の日に覚悟を決めて、初めてラッキョウ甘酢漬けを作りました。洗って皮むきするのにかなり時間を要しましたが、どうにか完成!毎日少しずついただいています。)

ラッキョウ

掘り起こしたラッキョウ

ラベンダー(ラバンジン)を、咲ききらない蕾のうちに、と収穫しました。こちらもちょうど良いものを選んで、まだつぼみの固いものは残しながら収穫するのが思ったより、手間がかかりました。香りに癒され、蚊から守ってもらったひと時でした(ラッキョウ掘りのときはたくさん寄ってきました)。

収穫したラベンダー(ラバンジン)

収穫したラベンダー(ラバンジン)

6月25日(火)

先週末梅雨入りした関東地方。今日は曇り空で陽も差していましたが、昨夜降った雨で地面は濡れており、湿度が高くジメジメとした日になりました。
見上げると、常緑のヤマボウシ(ヤマボウシホンコンエンシス?)がぎっしり白い花を咲かせていました。

常緑ヤマボウシ

常緑ヤマボウシ

今年は、菜園エリアに新たな試みがあります。不耕起で草を抜かないエリアと、在来農法のように耕して草も根から抜くエリアを分けたのです。(化学肥料や化学農薬を使わないのは共通です。) そして、去年の反省を活かして、シソは残すところを絞り、他は地際で切るなどして茂りすぎないように手を打ちました。

不耕起エリア(左側)と耕起エリア(右側)

不耕起エリア(左側)と耕起エリア(右側)

そんな菜園エリアですが、まいたばかりのカブの芽、植え付けたばかりのバターナッツカボチャなどが元気に育ち始めていて、キュウリやトマトも昨年より元気な様子で、ちょっと期待できそうです。ダイズもカメムシにやられずに順調に育っており、サヤがたくさんついているので収穫が楽しみです!ダイズ

先週に続き、ラベンダー(ラバンジン)の収穫をしました。夏のイベントで使う予定があるので、今期は特に機を逃さずこまめに収穫するよう心掛けています。立派な蜘蛛さんがいたので、その周辺はいじらないようにしました。美しい蜘蛛でした。

蜘蛛とラベンダー

蜘蛛とラベンダー

Tさんはユキヤナギの剪定などを行っていました。色々と手を加えるべきところはたくさんあるのに、私は今日はラベンダー収穫でほぼ終わってしまいました。暑さと湿気で熱中症になりそうだったので、今日はお昼で作業を切り上げました。

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