ハーブガーデン作業日記
*2022年6~7月編*
はじめまして。スタッフ家田です。入社したとき、「会社にハーブガーデンがあるなんて!」と感激。せっかくなので、昼休みになると散歩したりベンチでお弁当を食べたり、ガーデンスタッフさんがいるときは、植物の名前や手入れの話をきいたり…そうこうしているうちに、この庭にもっと関わりたくなりました。
ガーデンの手入れに参加するようになり、いままで眺めるだけでは気づかなかったことに気づくようになりました。ハーブに詳しいさちよ社長や、ベテランのガーデンスタッフから学ぶこともたくさんあります。
まだまだ、庭作業に関しても、植物やハーブに関してもわからないことだらけですので、手を動かし、五感を研ぎ澄ませ、勉強していきたいと思っています。
このコーナーでは、普通はなかなか見ることのない、ハーブガーデンの管理作業の様子をお伝えしていきます。どうぞよろしくお願いします。
6月7日
5月27日・28日のオープンガーデンは、大盛況のうちに終わりました。もちろん、その前は、お客様をお迎えするために、いつもより念入りに草をとったり、土が見えているところには苗を植えたり挿し木したりと、スタッフの力を結集して取り組んだので、「終わった後しばらくはあまりやることがないのでは?」なんて思っていたのですが、そんなことはありませんでした。あんなにきれいに取り除いたと思ったのに、10日もしないうちにスギナやヤブガラシが勢いよくのびてきてビックリです。また、昨日から風が強く、たくさんの植物が倒れたり倒れかかったりしています。「人間と同じで倒れる前に」支えた方がよいとのことで、棒や麻ひもをうまく使って、起こして支えました。
▲マルベリーの支柱たて
西洋ウツボグサが、かわいらしい花をつけています。
6月14日
今日はタマネギの収穫です!葉が倒れ、艶々した丸いタマネギが土の上に顔を出しています。マルチは再利用するので丁寧にはがし、1玉1玉掘り出しました。苗植えは11月でしたので、栽培期間半年以上です。「タマネギの後はカボチャを植えるとよい※」とのことで、収穫後の畑には米ぬかと有機石灰を混ぜ込み、畝を整え、あっという間に次の準備ができました。
※タマネギを栽培した後の土壌は肥料分が少なくなっており、またタマネギに共生する細菌には土壌病原菌を減らす効果があるため、カボチャがつるボケせず結実がよくなり病気もしにくくなるそうです。
▲タマネギ収穫!マルチを丁寧にはがします
6月22日
腐葉土の中にいたはずのカブトムシ幼虫が飛び出してきていて、あわてて中にもどしました。なぜ出てきてしまったのでしょう??ちょっと心配です。無事育ちますように。
コスモスがぴょこぴょこ芽を出しています。エルダーフラワーが白い花を咲かせています。
7月5日
先週、本社玄関前にグリーンカーテンが設置されました。プランターと花壇にゴーヤを植え、ネットに誘引する計画です。水やりに行ってみると、もう花が咲いて小さなゴーヤが実り始めていました!このままどんどん実がついて、毎日ゴーヤ三昧の時がくるのでしょうか。とても楽しみです。
果実類(ブドウ・サルナシ・キウイ・ザクロ)がたくさん実をつけていて、とっても楽しみです。昨年より実の数が多く、豊作となりそうな予感。今年、梅の実はふるわなかったのですが、秋に向けて期待が高まります。
花の終わったオルラヤ、サルビア・リラータは増えすぎるので引き抜く作業をしました。種がついているのでコンポストには入れず、乾かしてカサを減らしてから燃やします。
今日はジャガイモの収穫もありました。小粒なものが多かったのですが、たくさんとれました。
7月12日
まず朝は水やりから始まります。他の季節には水やりは滅多にしないのですが、こう太陽がギラギラ照りつける日が続くときは必要になります。特に、鉢植えの花とキュウリ(根が浅く水分を好む)には忘れずに。
さちよ社長の知り合いの方から届いた苗がとてもきれいで(ジニア・千日紅・日日草)、目を引きます。一年草の鮮やかな色の花は、やっぱり元気をくれる存在です。
雑草といえば、今はスギナより、オヒシバ(←多分。イネ科で放射状に伸びる草。かたい地面やアスファルトの隙間にも生える)が旺盛。成長すると根ががっしりと張ってとても抜きにくいので、小さい今のうちに抜き取るのがベターということで、今日は主にこちらと格闘しました。
ラベンダーとセージのエリアは、セダムやタイムに混じって生えているので、それらを残しながらオヒシバを引き抜くのが一苦労でした。
キュウリ2本と、空心菜4本の苗を植え付けました。空心菜は挿し木が効くとのことで、4つの苗のそれぞれ先を切って挿し木したので8カ所植わりました。得した気分になります。
ルドベキアが最盛期を迎えようとしています。ひまわりのような、黄色くて元気な花です。つぼみが小さなかご細工のような形になることが、見分けるポイントでしょうか。
7月19日
かなり湿度が高く風のない日で、汗がとめどなく流れました。
普段あまり人が通らない、ガーデン裏口周辺の石の周りの除草を行いました。かなり丈が伸びていましたが、(エノコログサ、オヒシバ、メヒシバ、スギナ、他にワイルドルッコラも)わりと簡単に引き抜くことができました。すごい分量になりました。草の成長速度も増しており、除草すべきところばかりです。単調な作業ではありますが、それゆえにあまり何も考えずにできてしまうところが草取りのよいところで、心の浄化作用もあるような気がしています。やっている間は頭が空っぽになり、なぜか少し気持ちが前向きになります。
▲除草作業の様子
春に植えてあったサツマイモの種イモから伸びたツルを切り取り、新しい畝に植えました。畝に等間隔に斜めに穴を開け、挿すだけで植え付け完了。「これだけ?」という感じです。あとは、世話をすることはほとんどなく、これであの大きなイモがたくさん収穫できるなんて、サツマイモはありがたい作物だなと思います。
ダイヤーズカモミールとコーンフラワーがもう終わりなので、次回整理します。コーンフラワーはこぼれ種からも発芽しますが、念のため種採りをする予定です。